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真言宗しんごんしゅう)は、空海(弘法大師)によって9世紀初頭に開かれた、日本の仏教の宗派。空海が中国(時代)の長安に渡り、青龍寺恵果から学んだ密教を基盤としている。同時期に最澄によって開かれた日本の天台宗が法華経学、密教、戒律を兼修するのに対し、真言宗は密教専修であり、密教を最上位に置く。天台密教を「台密」と称するのに対し、真言密教を「東密」と称する。

宗祖・空海(774 - 835年)は、讃岐国屏風浦(現・香川県善通寺市)の出身で、仏教者であるとともに思想家、著述家、また「三筆」の1人に数えられる能書家として、後の日本文化に多大な影響を与えた人物である。彼は延暦23年(804年)、遣唐使船に同乗して唐に渡り、長安・青龍寺の恵果から密教の奥義を授かった。また、唐で多くの仏典、仏具、仏画などを得、日本へ将来した。弘仁7年(816年)には高野山和歌山県伊都郡高野町)の地を得て、ここに金剛峯寺を開創、弘仁14年(823年)には、平安京の官寺であった東寺嵯峨天皇より下賜され、これら両寺を真言密教の根本道場とした。

真言宗は即身成仏密厳国土をその教義とする。本尊は宇宙の本体であり絶対の真理である大日如来。主要な経典は大日経(正式には大毘盧遮那成仏神変加持経/だいびるしゃなじょうぶつじんぺんかじきょう)と金剛頂経(正式には「金剛頂一切如来真実摂大乗現証大教王教」、または「金剛頂瑜伽真実大教王経」)である。

真言宗は日本の仏教宗派の中では分派の多いものの1つで、古義真言宗(真言宗宗祖・空海の直系的教義)、新義真言宗(真言宗中興の祖・覚鑁(かくばん)の解釈教学を元とした真言宗の新たな教義)の二派を大枝とし、さらにそこから多種多様な教義が展開して現在に至っているのが特徴である。主要な門派は18に大別され、これらは下記の通り真言宗十八本山と呼称される。

また、宗派始祖への敬慕信仰が厚く、空海を「弘法大師」、「遍照金剛(へんじょうこんごう)」、覚鑁を「興教大師(こうぎょうだいし)」と尊称する。

真言宗十八本山

その他の本山

  • 室生寺 - 真言宗室生寺派大本山
  • 鑁阿寺 - 真言宗大日派本山
  • 日石寺 - 真言密宗総本山
  • 台覚寺 - 身言正宗総本山(大覚寺とは別個の寺院)

外部リンク


真言系仏教

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