SC12B01K.jpg ゴルフ(スコットランド語:Gowf,英語:Golf)は、コース(Course)においてクラブ(Club)といわれる道具で静止したボール(Ball)を打ち、ホール(Hole、カップとも)と呼ばれる穴にいかに少ない打数で入れられるかを競う球技の一種。
基本的に個人で行う球技であるが、団体戦もある。個人戦の場合においても、競技者とコースを同伴するキャディがいる。キャディはクラブを持ち運びするだけではなく、競技者にアドバイスできる唯一の存在となる。名選手の陰に名キャディありとも言われる。
アマチュアにおいてもプロを目指すのでもない限り、中高年から始めることも可能で、比較的高齢となってもプレーを楽しめる。自分の年齢よりも低い打数で1ラウンドを終了した者は、「エイジ・シューター」と呼ばれ、ゴルファーの尊敬を集める。
ホールインワン(1打でカップに入れること)の達成者はゴルファーの羨望の的となる。ホールインワンを達成した場合には記念としてゴルフ場の記念植樹やパーティーなどを開く事が慣習になっているために、その出費に備えて、ホールインワン保険に加入する者もいる。
通常4人1組でコースを回る。最初のホールでの第一打の順序を決める方法はルールに無い。したがってくじ引きで順序を決定する事が多い。第一打後は、ホールから遠い競技者から順に打つ。
まず、ティーグラウンド(第一打の打ち出し地点)からティーショットを行う。ティーショットの打順は最初はくじ引きであるが、その後は前ホールの成績順に行う。ティーショットでは通常フェアウェイにボールが止まることを目標にする。ティーショットが届きそうなところには、フェアウェイバンカーや池といったハザードが設置されていたり、コースが左右に曲がっていたり(各々左ドッグレッグ、右ドッグレッグと言う)するので、安全に手前を狙うか、危険を冒して距離を狙うのかを選択する。このように選択を行うことがゴルフの醍醐味の一つであり、精神力が重要といわれる所以である。
次に、ホール(カップ)があるグリーンに届きそうであれば狙う。しかし、敢えてグリーンを直接狙わず近くまでショットし、次のショットでグリーンに載せる場合がある。これを刻むという。この理由は、グリーンの周りにはバンカーなどのハザードが設置されているため、ティーグラウンド方向だけが安全で他の方向は危険な作りになっているからである。グリーンの周りからグリーンを狙う打撃をアプローチショットと呼ぶ。グリーンが狙えない場合は、引き続きフェアウェイにボールが止まることを目標にショットを行う。この場合においても、例えば残り300ヤードの場合に250ヤード飛ぶ選手であっても敢えて200ヤードしか飛ばさない場合がよくある。これは、ハーフスイングで飛ばす距離を残すより、フルスイングできる距離を残したほうがよいという判断である。
グリーンではパターと呼ばれるクラブで、ボールを転がすパットと呼ばれる打撃を行う。平坦で傾斜のないグリーンは少なく、大抵は傾斜や複雑な凹凸がある場合が多い。これらグリーンの状況を読みきって、パットを行うことはゴルフの醍醐味の一つである。ショットの動作としては非常に簡単であるが、プレッシャーのためにプロでもよくミスを犯す。極端な場合、パット自体ができなくなる「イップス」と呼ばれる精神病の1種とも言える状態になる人もいる。
各ホールには、あらかじめ規定の打数が定められており、この打数と等しい打数でホールに入れることをパー(Par)という。以下、1打少ないことをバーディ(Birdie)、2打少ないことをイーグル(Eagle)、3打少ないことをアルバトロス(Albatross)又はダブルイーグル(Double eagle)という。また、一つのホールに1打で入れることを、ホールインワン(Hole in one)又はエース(Ace)と呼ぶ。逆に1打多い場合は、ボギー(Bogey)。以下、打数が増えるごとに、ダブルボギー(Double bogey)、トリプルボギー(Triple bogy)と呼ぶ。
バーディーは小鳥、イーグルは鷲、アルバトロスはアホウドリと、鳥の大きさの違いから名付けられた。
各ホール終了後、次のホールでの第一打は直前のホールで打数の少なかったプレイヤーから行う。同打数の場合はさらに一つ前のホールでの打順の早いほうになる。最初にティーショットを打つ者を「オナー」とも呼ぶ。
18ホールのゴルフコースのパーは、72に設定されるのが一般的である。(パー5)が4つ、(パー4)が10、(パー3)が4つというのが標準的である。なお、総距離の短いコースの場合などには、パー71や70とされることもある。パー72に対して72打数の場合、イーブンパー(Even Par)という。パーより少なく71打数ならば1アンダー(1 under)、70打数ならば2アンダー、以下同様になる。逆に73打数ならば1オーバー(1 over)となり以上も同様になる。
アマチュアの場合男女が共にプレーできるよう、第一打の打ち出し地点(ティーグラウンド)にハンディをつける場合が多い。また、1日で1.5ラウンド(27ホール)や2ラウンド(36ホール)のプレーをすることも珍しいことではない。
しかしながら、予選ラウンドから参加できるのは何らかのシード権を持った者だけであり、それ以外の者は予備予選から参加して、勝ち抜かなければ予選ラウンドすら参加できない。決勝ラウンドに進まなければ賞金は出ないので、ゴルフの講師をしたりして副業で生活しているプロは多い。
ルールは主に救済とペナルティがある。主な救済としてはOBの場合は1打付加して打ち直し。ウォーターハザードの場合は1打付加してホールに近寄らないようにドロップして打つ。動かせない障害物の場合はニアレストポイントでドロップして打つ。主なペナルティとしては自分自身や自分の道具、自分のキャディに打球が当たった場合は2罰打。2度打ちになった場合は1罰打(結果的に2回分数えることになる)。ペナルティはごく軽いもの以外は2罰打か失格になっている。
基本的には自然のものはショットの障害となっても動かしたり壊したりしてはならない。人工のものは「動かせない障害物」と「動かせる障害物」に分かれる。「動かせない障害物」はルールに従って救済が受けられる。「動かせる障害物」は動かしたり取り除いてもよい。枯葉等の些細な障害物は「ルースインペディメント」と呼び、ハザード以外では取り除いてもよい。
マナーとしてはグリーン上では、グリーンを傷つけずに歩く、グリーンのボールマークを直すがある。バンカーではショット後に均す。他の競技者のショットの際は静かにする等がある。アマチュアで特に重要なのは、遅れずにプレーする、前の組に遅れずについていくことが挙げられる。
ホールイン
ショット
その他
スコットランド地方でゴルフと言う競技が確立した頃は、パーと言う概念は存在していなかった。現在の18ホール回った時点の打数の合計を競う(ストロークプレー)方式ではなく、2名のゴルファーが1ホールごとにホール内での打数により勝ち負け(同じ打数の場合、そのホールは引き分け)を決め、18ホールまでにどちらが多くのホールで勝ったかを競う(マッチプレー)方式で行なわれていたため、それぞれのホールに対して規定打数を決める必要が無かったからである。マッチプレーは2名で競技する場合はホールごとに勝ち負けが決まるため単純明快であったが、より多くのゴルファーによる試合では優勝者を決めるまでに18ホールの試合を何回も繰り返す必要があり、やがて多人数で競う場合には順位付けがし易いストロークプレーが広まるようになった。
ストロークプレーが主流になると、それまでコースごとにまちまちであった18ホールの合計距離などに対し、画一した規格を決める必要が出てきたため、全てのホールに対し既定打数を決めて、コースごとの合計既定打数による比較がし易いように定めたのが、パーの起源である。
ヘッドの打撃面(クラブフェイス)にはロフト角と呼ばれる角度と溝がつけられている。この角度と溝により、意識しなくても正しいスイングを行えば、ボールは上昇する仕組みとなっている。特に、グリーン上でボールを止めるためには、高く上昇するボールやバックスピンの効いたボールが有効とされる。
クラブは、ヘッド、シャフト及びグリップの各部分から構成される。ヘッドは、ウッドにあっては従来は、パーシモン(柿の木)など木製が主流であったが、最近はチタンなどメタル製やカーボンとメタルの複合製に取って代わられつつある。シャフトも、従前のヒッコリーシャフトから、ステンレス製やカーボン製、グラスファイバー製のものが大半を占めている。グリップには、滑り止めのため皮革やゴム等が巻かれている。
クラブは大きくウッドとアイアンに区別されるが、アイアンとウッドの中間的特性持つユーティリティと呼ばれるクラブも存在し、クラブのセッティングをゴルファーの特徴に合わせて多彩にしている。
ゴルフにおいては、距離が長かろうと短かろうと1打は1打でしかない。飛距離の出る選手は有利であるが、それだけでは勝利者とはなれない。プロのトーナメントでは結果的に数十cmのパッティングが大きな賞金額の差となることが往々にしてある。
グローブ 所謂手袋である。右利きならば左手のみに使用する場合が多い。
スパイク 下が草(芝)のためスパイクは必須である。金属ポイントのものとポイントレス(プラスチックポイント)のものとがある。ゴルフ場によっては金属ポイントを禁止しているところもある。いずれにせよ、グリーンを傷つけずに歩くことは重要なマナーである。
Tees.jpg ティー ティーショットの際にボールを持ち上げて打ちやすくするための道具。5-10cmの長さがある。材質はプラスチックと木がある。パー3などでアイアンでティーショットを行う場合には使用しないこともある。ティーを持ち運ぶためのティーホルダーを使う人もいる。
マーク 主にグリーン上でボールを取り上げる際に、代わりに目印として置いておくもの。金属かプラスチック製で1cmほどの大きさ。グリーンを参照。
カート ゴルフバッグを運ぶための車。アマチュアではキャディがいても4人1組の競技者に対して1人の場合がほとんどであり、キャディがいないこともよくある。そのために、ゴルフバッグを運ぶための車である。アメリカやイギリスでは競技者が自分のゴルフバッグだけを載せて自分で動かしていくカートがよく見られる。日本では4人分のゴルフバッグが全て積み込め、電動で動くカートがよく見られる。4人の競技者も乗り込める乗用カートもある。
男子
男子シニア(50歳以上)
女子
女子(LPGA)ツアーにおいては、2000年まで4大大会のひとつであったデュモーリエ・クラシックを合わせた5大会で優勝することを“スーパー・グランドスラム”という。ただし「デュモーリエ・クラシックの優勝経験者」が全英女子オープンで優勝した場合にしか成立しない(2002年にカリー・ウェブが達成)。女子のメジャー大会は長い歴史を通じて何度も変わってきたため、その複雑な事情を反映した用語のひとつと言える。
男子
女子
女子
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