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UNITED DEVICESユナイテッド デバイセズ、別名: UDがん研究プロジェクト)は、分散コンピューティングを用いたプロジェクトのひとつ。全世界から一般参加が可能である。2001年に始まる。

解析目的


白血病がんの治療薬の研究開発。天然痘炭疽菌の治療薬開発も行われていたが終了。

また、プロテオーム(解析名ではロゼッタ)と呼ばれる蛋白質の解析も開始した。

プロジェクト概要


UD Agentと呼ばれるアプリケーションパソコン使用時のCPU余剰処理能力を使用し、がんの進行に関係するタンパク質と、その働きを邪魔してくれそうな分子の相性をパソコンによる計算で確かめて、薬の開発に役立てるというものである。バーチャル・スクリーニング(仮想のふるい分け)とも言われる。CPU余剰処理能力を使用するため、パソコンのCPU負荷は常に100%となる。

同様にコンピューターを用いて、開発された抗がん剤として慢性骨髄性白血病の特効薬として注目されている分子標的薬剤グリベック』などが存在する。

相性診断の仕方


分子とタンパク質の相性を診断する条件として3つほど想定される。
  1.  立体構造(大きさと形)
  2.  電気的性質(プラス的性質かマイナス的性質か)
  3.  疎水的性質(親水性か疎水性か)

UD Agentは薬になるかもしれない分子を、タンパク質の鍵穴の中で回転させる。大きさが違えば合わないし、電気的性質が同じだと反発し、合わない。また、水っぽい性質と油っぽい性質も合わないというように、延々と合う場所を探し続ける。上手くはまりそうな角度が見つかったらそれを、hitとして数え、プログラム画面の上に表示させる。

世界に広がる輪


2006年4月2日現在、プロジェクトは継続中で、参加人数は全世界で130万9,918人、参加国は230カ国以上、累積解析時間は46万1,021年110日13時間33分29秒である。 参加者は自分の解析処理量を閲覧することができ、プロジェクト全体の中の順位もわかる。また、任意のチームに所属することができ、所属チーム毎の成績や所属国毎の成績も閲覧できる。UDがん研究プロジェクトが始まった当初、欧米版プレイステーションがポイントに応じて、商品としてもらえたらしいが、参加人数が増加するに従い、そのシステムはなくなる。今では、ポイントやリザルツ(提出回数)で互いに競い合っている。

活躍する日本人


世界一のチーム『Team 2ch』

2006年4月1日時点で世界一のチームは、日本の匿名掲示板2ちゃんねる各板のメンバーからなる『Team 2ch』である。これは、2001年にUDがん研究プロジェクトが始まった当初から続いている。

2006年4月1現在、チームメンバーは5万8202名。リザルツ(提出回数)2644万4835回、ポイントは53億385万4785ポイント、CPUTime(解析時間)は3万2539年323日2時間07分54秒である。

各板にチーム内チームがあり、リザルツ数などで競争をしている。板ごとに独特の表現を用いて参加者を呼んでいる。

国別順位

国別での日本の順位は、アメリカ合衆国、イギリスに次いで3位。2005年にはポイントでイギリスを抜いた。

主催


システム開発は、アメリカ UNITED DEVICES社。

現在の研究主体は、イギリスオックスフォード大学化学部およびアメリカのがん研究国立基金

外部リンク


分散処理

United Devices Cancer Research Project | United Devices Cancer Research Project | Grid.org | Grid.org

 

This article is licensed under the GNU Free Documentation License. It uses material from the "United Devices".

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