System zとは、IBMが2005年に汎用コンピュータシリーズにつけた名称である。元々、IBMは2001年より汎用コンピュータシリーズをeServer zSeriesのブランド名を用いていたが、2005年にIBMはあらたなブランド名(System z9)を使い始め、新機種 z9-109 サーバを発表した。 つまり、"zSeries"はIBMのメインフレームサーバ群のうち、z800、z900、z890、z990の各マシンを総称し、2005年以降のマシンはSystem z(System z9)をブランド名称としている。
System z/eServer zSeriesは、IBM システム/390の後継である。 System z/eServer zSeriesは、IBM システム/360(1964年~)とシステム/370(1970年代)の直系の子孫でもある。 24ビットの システム/360 用に書かれたアプリケーションは、修正なしで40年を隔てた最新の System z で動作する(一部例外有り)。
System z9-109 (S54)は、最大54個のCP(プロセッサ)を搭載する現在最もパワフルなメインフレームであり、1秒間に約186億6千万回の命令を実行できるとされている。 1台の S54 は1日に10億以上のトランザクションを処理できる。 54個のプロセッサは役割を設定できて、汎用のプロセッサ(CP)としても、それ以外(zAAP、IFL、ICF)の用途にも使うことができる。
PU内部の命令実行回路は二重となっており、全ての命令はふたつの回路で並行して実行される。 このふたつの回路の命令実行結果が異なってしまった場合、再度命令を試行してそれでも結果が異なる場合は、そのPUで実行していたタスクを自動的に別のPUに移動させる。そのときスペアのPUが空いていればそれを使うこともできる。 システムは自動的にIBMのサービスに連絡をして、サービスエンジニアが代わりのプロセッサ・ブックを持ってきて交換を行う。 このとき、システムを停止させることなく、動作したままでかまわない。 このように、PUのハードウェア的な冗長性をベースとした高信頼システムが構築されている。
おなじことは、メモリにもI/Oにも電源にも冷却機構にも言える。ほとんど考えられる全ての部品が冗長化されている。 そして、この機能はハードウェアとマイクロコードで実現されているため、アプリケーションが特別なコードを使う必要はない。同じコンセプトはクラスタ構成にも適用される。
System z/eServer zSeriesサーバは確かに高価であるが、信頼性の高さがTCO削減となって効果を発揮する。 System z/eServer zSeriesは、政府、金融機関、商業、工業などあらゆる場面で使われている。
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