レクサス (Lexus) はトヨタ自動車が日本、北米、ヨーロッパ、アジア、中東、中南米、アフリカ、オセアニアで展開している高級車ブランド。
そこでレクサスでは、伝統や威厳を前提とした旧来の高級車の在り方を否定し、極めて「機能的な」プレミアムを模索した。すなわち、ベンツなどの高級欧州車に匹敵する高品質と、日本車の高信頼性も両立させ、なおかつ妥当な価格設定と経済性の良さ、そして最高の接客とアフターフォロー(当時のディーラーや整備工場といえば、一般的に暗い雰囲気で近寄りがたい所であった)。
顧客の嗜好や価値観の変化にも着目。社会的成功を誇示するかのような、威圧的なデザインの旧来の高級車を避ける傾向は富裕層の中にも確実に存在し、名門とされてきたブランドも若年層にとっては「古臭い」と考えていることが分かった。押し出し感を抑えた日本車的デザインを継承しつつ、より上質なシンプルさに昇華させたレクサスは、まだ何色にも染まっていない新進気鋭の真新しい存在として、逆に新鮮な驚きを与えた。レクサス設立以前に、ホンダのアキュラが日本の自動車メーカーとして初めて北米でプレミアムブランドを展開していた。
当時はまだ「壊れないが安物の大衆車」というイメージが強かった日本車に高級車市場への参入余地はないというのが米業界の見方であったが、発売後たちまちドイツの高級車ブランドに匹敵する地位を確立し、初年度だけで約16,300台(LS 11,600台、ES 4,700台)を売り上げた。これは、大衆車メーカーによる高級車市場参入の成功モデルとなり、日産の「インフィニティ」が追随、後のフォルクスワーゲンのプレミアム化路線などへの足掛かりとなった。RX(ハリアー)、そしてES(ウィンダム)は各クラスの中、群を抜いて人気が高い。
韓国や台湾では長年、日本製乗用車の輸入が事実上禁止されていたが、WTO加盟を前後してその措置が解除され、レクサスの輸入も開始され、韓国ではBMWとともに輸入車のトップブランドとして君臨している。
欧州の消費者には、品質や性能に優れた自動車を購入し、長く乗り続けるという伝統があり、それに対し、メーカー側もモデルチェンジの周期を長期的に伸ばし、消費者の利益を損なわないよう努めてきた。日本車の場合、購入時には高級車であっても、モデルチェンジの周期が短く直ぐに陳腐化し、中古市場では高く評価されない現状もある。メーカー側がそういった過去の安易な販売戦略を見直せるかが今後のブランドの確立の成否にかかわってくると考えられる。トヨタ=大衆車というイメージを避けるために、意識的に同社のロゴや名称の使用を避けている。
車種名はアルファベット2文字とエンジン排気量あるいは一般的な同等のパワーを発するエンジンの排気量をあらわす3桁数字で表記され、ディーゼル車(欧州地域のみ限定)には末尾にd、ハイブリッド車には末尾にhが付く。たとえば「GS450h」の排気量は実際には3500ccであるがバッテリーユニットによって4500cc級エンジン搭載車以上の出力を発揮できるため、「450」という数字がついている。
ショーモデルのLFは「Lexus Future|レクサス・フューチャー」を表すと言われる。
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