DVD-RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memoryの通称)はDVDフォーラムが策定した記録型DVDフォーマットのひとつ。1998年4月、松下電器産業と日立製作所が最初の製品を発売した。松下、日立のほか東芝が積極的に推進している。
互換性がない代わりにPC用途として10万回の書き換え回数を誇り、デフェクト管理など可換記録メディアの機構が十分に規格上に存在している。
また、他の書き込み型DVDと違い、カートリッジに入ることで傷がつきにくいため扱いやすい。当初はディスク保護のため全てカートリッジが付けられていたが、後にカートリッジなしでも使用できるようになった。
書き換えにおいて特別なアプリケーションを必要とせず、フロッピーディスクと同じ感覚で書き換えが可能なためバックアップ・ディスクとして使用されることが多い。
映像ファイル記録用のアプリケーションフォーマットとしては、現状DVD-VRモードのみへの対応となっている。規格上はDVD-Videoフォーマットにも対応可能となっているが、対応を公式に謳ったアプリケーション製品は2005年末時点では一切商品化されておらず、今後の予定も発表されていない。(注意:PCなどでは一部のソフトでDVD-Videoフォーマットの書き込みや再生が可能であったり、家電レコーダーやプレーヤーでもごくたまに再生が出来たりする場合もあるが、一見して再生が可能に見えても、スキップ・早送り等を行なうとロックするなど、動作が安定しない場合も多い。多くの場合は対応規格外品として一切読み込み認識しない。)
書き換え型ディスクの特性上、低倍速と高倍速を同じ規格にすることはできない。4倍速が二種類あるCD-RW、Classに相当する概念のないDVD+RW、Classという概念はあるが2倍速が二種類あるDVD-RWでは混乱が生じた。そのため、DVD-RAMのClass1は、混乱を避けるよう考慮されている。
テレビの録画用DVDレコーダーにおける日本の採用メーカーは松下、日立、東芝、日本ビクターである。2006年4月からはパイオニアも加わる。このうち日立・日本ビクター・パイオニアはカートリッジタイプのディスクは使用できない(カートリッジから出せば使用可能。従ってディスクを出せないタイプ1は使用不可)。
当初規格統一に参加していたソニーやオランダのフィリップスなどは、DVD-RAMがDVD-ROMとの互換性が比較的低いことなどを理由に、1997年5月片面に3GB、両面に6GB記録でき、DVD-ROMとの互換性があるDVD+RWを対抗する規格として提唱したが、後にDVD-RAMでこれを上回る片面4.7GBのVersion2.0規格が登場した。
現在ソニー、フィリップス、ヒューレット・パッカードの3社がDVD+RWを策定している。こちらも現在の容量は片面4.7GB。これはDVDフォーラムの規格から外れる(DVDとは認めていない)ため、当然のことながらDVDロゴは付いていない。
| タイプ | ディスクの直径 | カートリッジからのディスクの取り出し | 記録面 |
|---|---|---|---|
| タイプ1 | 120mm | 不可 | 両面/片面 |
| タイプ2 | 120mm | 可能 | 片面 |
| タイプ3 | 120mm | ディスクのみ | 片面 |
| タイプ4 | 120mm | 可能 | 両面 |
| タイプ5 | 120mm | ディスクのみ | 両面 |
| タイプ6 | 80mm | 可能 | 両面 |
| タイプ7 | 80mm | 可能 | 片面 |
| タイプ8 | 80mm | ディスクのみ | 両面 |
| タイプ9 | 80mm | ディスクのみ | 片面 |
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