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AIX(Advanced Interactive eXecutive)は、IBM独自のUNIXオペレーティングシステムのブランド名である。

特徴


AIXはSVR3の強化版からの脱却がスムーズに進まず、一部コマンド体系が他商用UNIX及びSVR4系UNIX/Linuxなどと大きく異なっており、特異である。

比較的早くLVM(logical volume management)を採用し、信頼性の高いUNIXとして認知されている。ただし、多くのフリーUNIXOSに採用されたLVMは導入元のVERITAS Softwareの仕様を全面採用したHP-UX側に傾いている。 また、OS/2で培ったジャーナルファイルシステムJFSもいち早く実装している。

経緯


当初、Advanced IBM Unixの略とされていたが、おそらく法的な問題があって現在の頭字語の説明に変更したものと思われる。 (訳注:X/Openが「UNIX」を商標登録して、テストにパスしないと(仕様が合っていないと)UNIXを名乗れない時期があったので、そのとき変更したと思われる。)

いくつかの異なるバージョンのAIXがかつて存在していたが、不人気なものは消えていった。 1986年に登場した AIX V1 は IBM RT-PC で動作した。このバージョンは UNIX System V Release 3 をベースにしていた。
1989年、AIXはRS/6000シリーズのワークステーションとサーバ用OSとなった。AIXは開発の過程で 4.2BSDや4.3BSDの機能をIBMと INTERACTIVE Systems Corporation がマージした。
2001年、AIX 5Lが登場し、エンタープライズ領域での必要な可用性、Linuxとの親和性などを加えている。

この2001年の5Lの登場以降、可用性の圧倒的な向上とスケーラビリティの向上、CPU性能の強化による性能の大幅向上を武器にIBM社による強力なセールスによりライセンス数を伸ばし、基幹系システムにおける商用UNIXとしてはHP-UXと並んで主流であり、基幹系適用への必須である高信頼性・高可用性には定評がある。

さらにIBMのUNIX/Linuxの基幹系への圧倒的な傾注と、やっと基幹系向けとして認知されたItanium系への不人気もあり、現状、基幹系ではTopの伸び率を誇る。

AIX 5L 5.3 でのスケーラビリティは以下の通りである。

  • 最大 64 プロセッサ
  • 主記憶 2 Tバイト
  • JFS2:最大ファイルシステムサイズ 16 Tバイト
  • JFS2:最大ファイルサイズ 16 Tバイト

サポートするアーキテクチャ


バージョン


  • AIX v1, 1986年
  • AIX v2
  • AIX v3, 1990年
  • AIX v3.1
    • Journaled File System (JFS)サポート
  • AIX 4.2.1, 1997年4月
    • NFS Version 3 サポート
  • AIX 4.3, 1997年10月
    • 64ビットCPUサポート
  • AIX 4.3.3, 1999年9月
    • オンラインバックアップ機能追加
    • ワークロード管理( WLM )
  • AIX 5L 5.1, 2001年5月
  • AIX 5L 5.2, 2002年10月
    (訳注:マルチプロセッサシステムを論理的に複数に分割(LPAR)していて、その分割状態(CPUパワーの割合など)を動作中に変更できる)
(訳注:CPUひとつでも10台の仮想サーバに分割できる。LPARの拡張)
    • JFS2 クォータサポート
    • JFS2 ファイルシステム縮小 サポート

"5L"の L はLinuxの影響があることを示す。

ユーザーインターフェイス


グラフィカル

AIXのデフォルトのグラフィカル・ユーザインターフェイスは CDE(Common Desktop Environment)である。 また、5Lからは、Linuxの影響もあり、KDEGNOMEも使用可能となっている。

テキストベース

SMITあるいはsmittyはテキストベースのシステム管理ツールである。 メニューの階層で管理を行う形式である。 経験の豊富なシステム管理者はF6コマンドを使って複雑な仕事をするコマンドラインを生成する。

外部リンク


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