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AIBO(アイボ)は、ソニーが発売している子犬型などのペットロボット(エンターテイメントロボット)。
概要
全長約30cmの動物型ロボットである。4足歩行ができ、子犬に似せた動作をし、ユーザーとコミュニケーションすることで成長するように設計されている。専用の
メモリースティックを介して、ユーザーが自らプログラミングすることも可能である。
家事を分担させるためではなく、動作させてその挙動を楽しむために供される
ロボットである。同製品の成功により、現在ではエンターテイメントロボットと呼ばれる市場も発生、
玩具メーカーや他の
家電メーカーにより、様々な同用途向けの製品が発売されるきっかけとなった。
AIBOの名前は、AI(人工知能)、EYE(目、視覚)そして「相棒(aiboh)」にちなむ。
同製品以前では当初は明確な市場が存在していなかったため、ソニー内部にも発売に懐疑的な風潮すらあったが、当初より家庭向けロボットを目標に開発、試作品発表の段階で製品化による販売を望む声も多く、開発側はヒットを確信したとも言われている。開発の経緯はNHKのプロジェクトXでも取り上げられた。
社会現象とAIBO
この製品は社会に登場以降、大きな社会現象として報道され、また
黒柳徹子など
タレント等にも愛好者が見られるなど、社会的注目度も高い。このため、社会現象を調査する範疇で、同製品の動向に注目する研究者も見られる。
- 例えば、オランダのアイントフォーヘン工科大学では、科学的な研究のため、AIBOユーザーに対し、アンケート協力を呼び掛けている。「ロボット(特にAIBO)を持っている方々がロボットにたいしてどのような考えをもっているか、に関するアンケートです。下記のURLからアンケートにご協力ください。よろしくお願いいたします。」との事で、匿名アンケートページを用意している。
主な機能
AIBOは既にシリーズ化されており、製品毎のスペックは、それぞれのカタログ、またはメーカーのホームページを参照されたし。
- 各種センサーを備える : 視覚・聴覚・触覚(所定の部分を押された事を検知するスイッチ)を持ち、移動する物体を見分けたり、専用の玩具(ボールなど)を見分けて、じゃれ付いたり、足で蹴ったりといった、動物的な反応をしたり、飼い主の声や手を叩いた音に反応して所定の動作を行う、また頭などを触られると、様々な行動を起こすといった、周囲の環境や操作に反応を示す事が出来る。
- 「機嫌」が存在する・「成長」する : 感情に相当する複雑なプログラム(内蔵ソフトウェア)の働きにより、同じ操作や刺激に対して、機嫌や成長度合いに応じた反応を示す。リセットして全てのプログラムを初期化する事も可能だが、長く稼動させる間に、扱い状況に応じて、次第に「個性」が発生する。この個性により、置かれた環境の違うAIBO同士では、行動の違いも発生する。
- ある程度の自律行動が可能 : 初期の製品では自分で充電して活動しつづける事が出来ないなどの制約もあったが、バッテリーが続く間は自分で回りの環境を判断して、興味を惹く存在に近付いてみたり、呼びかけに応じたりといった行動を行い、性格如何では活発に動き回るなどの行動も行った。かねてよりユーザーからの要望の多かった自己充電機能だが、2002年10月に発売した別売りソフトウェアセットにより実現、2003年9月に発売されたERS-7からは標準で備えるようになった。この機能では、自力で充電ステーションまで移動、勝手に充電状態になり、充電後は再び活動を行うようになっている。(自己充電機能は一部機種を除く)
- 追加プログラムが利用できる : 内蔵されたソフトウェア以外に、メモリースティックを利用して、追加プログラムを導入する事が可能で、インターネット上からダウンロードしたり、自分で開発した専用プログラムを利用する事が出来る。ソニーのオフィシャルページでも、幾つかのプログラムが提供されており、2005年5月25日にはERS-7シリーズ用の「関西弁データ」なる物も提供される。
AIBOの種類
- 初代AIBO。ビーグル犬に似た外見。
- 1999年6月1日に最初にインターネットで限定発売されたときには発売開始後わずか20分で売り切れになるなど大人気だった。グッドデザイン賞大賞受賞。
- 黒いERS-110。期間限定モデル。
- ライオンの子供がモチーフ。音声認識機能を備える。
- キャッチコピーは「ココロのAIBO」。モチーフはクマイヌ。デザイン原画製作はイラストレーターの若野桂。
- AIBO-wareというソフトウェアを入れることによっておっとり型の「ラッテ」とやんちゃな「マカロン」と性格の違うAIBOになる。
- ヘッドライトやLEDを備えた近未来志向のデザイン。宇宙探査ロボットをコンセプトとしたデザインは河森正治によるもの。
- ERS-300系の廉価モデル。モチーフはパグ犬。
- Bluetoothによる通信機能搭載。「AIBOハンディビューワー」でコミュニケーション可能。
- ERS-210/220の改良型。
- 初代に丸みを持たせたようなデザインを持つ。AIBOシリーズの集大成と位置づけられている。
- ERS-7の改良型。
- ERS-7M2の改良型。blogを書く事が可能。プレイヤーにより遠隔操作も容易にできる。
- 2006年3月末にaibo本体の生産、販売が終了したため、事実上最終モデルとなった。
外部リンク
ロボット
ソニー | 犬
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