4サイクル機関(フォーサイクルきかん、Four-stroke cycle engine)は4ストローク機関、略して4ストともいい、エンジンの動作周期の間に4つのステージを経ることからこのように呼ばれる。また、発明者の名前を採ってオットーサイクルと呼ばれることもある。
現行の二輪車や四輪車はほとんどこの方式である。一般に4サイクルエンジンの性能向上は高回転化で達成されることが多く、多気筒化やバルブ数を増やすことは、その手段の一つである。 それは、多気筒化やバルブ数を増やすことによって、各可動部品を小さくして、質量を少なくすることが可能なため、高速回転エンジンを設計することが出来るからである。 しかしながら、バルブ数は増やせばよいというものでもなく、現実的には5バルブ以上に増やしても吸気効率も上がらず、却って部品点数が増えるために構造が複雑になり、コストが上がるなどの弊害が多くなる。また、回転数を高くすると騒音や振動が増えて寿命が短くなるために、市販車の場合では、車種にもよるが、2輪車では最高でも18000rpm程度、4輪車では最高でも7000~8000rpm程度の回転数である。
本田技研工業(ホンダ)は、より高い出力を出すために点火プラグをシリンダーあたり2本、バルブをシリンダーあたり8本搭載した楕円ピストンエンジン(オーバルピストンエンジン)を2輪車に用いた(NRシリーズ)。これは8気筒の隣接する機構を一体化したような4気筒エンジンであり、4気筒で8気筒並みの性能を求める、多気筒化の一手法と考えることができる。
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