開発経済学 (かいはつけいざいがく、development economics) は、貧しい国が豊かな国になるためにはどうすればよいかを探求する、及び、貧しい国に特徴的な経済・社会現象を個人合理性の観点から理解しようとする、経済学の一分野。伝統的に前者のタイプの研究が中心であったが、1970年代末頃から、経済学理論におけるゲーム理論の発展に伴い、後者のタイプの研究がむしろ主流と言えるほど増えてきた。1990年代以降は、貧しい国の家計データの整備が進むに伴い、理論が本当に貧しい国の現実を説明しているかを検証する実証研究が盛んになっている。
当初のモデルは、計画経済を標榜したソビエト連邦などの国で発達した。
経済発展は国民所得の向上ととらえられており、国民一人あたり国民所得が伸びることを最大の「開発」の目的とした。この「開発の恩恵」は、自然に高所得層から低所得層に浸透(トリクル・ダウン)していくと考えられていたが、実際はそうはならなかった。
主流理論:単線段階理論
ハロッド・ドーマーモデル…より多くの投資が、より高い成長につながる。
国の経済構造の中心が農業から工業へと移ることを目指した。その過程で工業部門で雇用が創出され、労働力が農村から都市へ移り、工業労働人口が増えれば増えるほど、開発が進んだとみなされた。
経済発展の段階:伝統的社会の自給農業(第1次産業)→近代化社会の工業(第2次産業)→サービス(第3次産業)
主流理論:2部門経済発展モデル
これまでの開発戦略が、途上国の歴史的経験や経済の現状から乖離していることへの反省が出てきた。
台頭してきた理論:国際従属理論
主流理論:自由市場主義
新成長理論…生産性の改善が、生産の拡大(経済成長)をもたらす。
NGOなどの草の根の活動によって、直接貧困層へ援助のアプローチすることが増え始める。
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