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重農主義(じゅうのうしゅぎ、physiocracy)とは18世紀後半、フランスケネーなどによって主張された経済思想およびそれに基づく政策。富の唯一の源泉は農業であるとの立場から、農業生産を重視する。

重商主義を批判し、レッセフェール(自由放任)を主張した。この考え方はアダム・スミスの思想に大きな影響を与えることになった。

重農主義は、創始者と共通の思想を持った歴史上最初の経済学派である。

東洋における重農主義(農本主義)


また、西洋の重農主義とは全く無関係に古代中国では、食糧を生み出す農業とその生産手段としての土地を尊重して商業を抑制するという重農主義的な主張が取られた。こうした考え方は農本主義(のうほんしゅぎ)と呼ばれ、こうした考え方に特に積極的であったのが農家儒家(儒教)である。特に後者は中国と周辺諸国においては政治思想の中核として発展し、近代以前の日本における経済・社会政策の基本的な方針となった。

現代の農本主義


古代も勿論だが、現代の農本主義は共産主義とマッチしている。何故なら共産主義のルーツは経済学以前の農本主義であり、今日において農本主義と重農主義が区別されるのはこの事からである。この点からして戦前に国家主義と親和性を持った自称農本主義者は極めて異質である(そもそも農本主義はアナキズムか、国家の消滅を唱う共産主義に位置する)。かつてケネーを絶賛したマルクス自身は政府の自由伐採禁止措置を農民保護の立場で反対した形跡もあり、経済学における処女作も農業に関連するものである(このマルクス農業論の研究者には椎名重明らがいる)

関連事項


経済史

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