都市伝説(としでんせつ、英:Urban legend)または都市型伝説(としがたでんせつ)とは、口伝や伝承の一種で、特に近年に生まれたものをいう。
都市伝説という概念を提唱したのは、アメリカの民俗学者であるジャン・ハロルド・ブルンヴァンらである。
概要
都市伝説は、近代に広がる伝説の一種である。この概念を広めたジャン・ハロルド・ブルンヴァンによると、「都市伝説は、口述の語り(フォーク・ナラティブズ)の下位のクラスである伝説に属」し、「伝説とは口述の歴史(フォーク・ヒストリー)、あるいは擬似的な歴史」であるとされる。都市伝説は、(文明的に未発達の人々によってではなく)若者、都市生活者、高等教育を受けた人などの「普通の人々」によって語られる。マスメディアによって広がることもあり、これは従来の伝説に認められない特徴である。
伝説であるので、
- 古くからの民話と同じように、大真面目に語られ、口から口へと広がっていく。
- 伝説形成にあたっては「これは本当のことだ」として語られることが多い
都市伝説が一過性の噂・デマに終わらず、伝説化する要素として以下が挙げられる。
- 「友達の友達」等の身近な人に起こった真実として語られる。事実に即したいきいきとしたものになっている。
- 「もしかしたら本当に起こったのかも知れない」、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいというわたしたちの欲求を満たすものである。
- ニュースと同様に、スキャンダルな話題にかかわる傾向がある。
「どうしてこれらの話はそんなに熱心に語られるんだろう?」「その意味はなんなんだろう?」という問いが、都市伝説研究のポイントになっている。
名称
都市伝説は必ずしも「都市」で広まるとは限らないので、「都市伝説」(urban legend)と呼ばずに「現代伝説」 (modern legend) と呼ぶ人もいる。
「都市で信じられる話」(urban belief tales)、(まれに)urban narrativeとも。
また「都市伝説」が「伝説」と呼ばれる事に疑問がある人もいるかも知れないが、
この「伝説」という言葉は日常日本語の「伝説」という言葉とは若干意味が違う。
『消えるヒッチハイカー』(のp21の注釈)によれば、ここでいう「伝説」とは「極めておおざっぱに言ってしまえば、話し手がそれを実際にあったできごととして語っている」事を指すのだという。
「都市伝説」でいう「伝説」は「「世間話」という口承文芸の雑然としたオモチャ箱的ジャンル」(同書同箇所)なのである。
ニュース性
都市伝説という概念を広めたジャン・ハロルド・ブルンヴァンによると、古くからの伝説とは異なる都市伝説の特徴としてそのニュース性がある。
彼の言葉によれば、
- (都市伝説は、)より多くの意味を含んでいきながら、魅力的な形で私達に提示される「ニュース」なのだ。この様々な断片からなるアピールを持たなければ、その他の娯楽ひしめく現代社会において、伝説は耳をかたむけてもらえなくなるだろう。伝説は、テレビの夜のニュースのように、いきいきとして「事実にそくしたもの」(factual)として生き残ってきた。また、それは毎日のニュース放送のように人々の死や怪我、誘拐や悲劇、そしてスキャンダルにかかわる傾向を持っている。
それゆえ、都市伝説にはある種スキャンダラスな次のような話題が含まれる事が多い。
都市伝説のこうした要素は、「「もしかしたら本当に起こったのかも知れない」、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいというわたしたちの欲求を満たすもの」(ブルンヴァン)である。
しかし、都市伝説は必ずしもこうした「アングラな」スキャンダルのみを扱うものではなく、
を含む、ジョーク的で興味本意なスキャンダルをも取り扱う。
真実味
都市伝説は、真実味と不安とを加える為、伝説中の登場人物や地名には話し手や聞き手に取って身近なものが選ばれる。
そして伝説は、実際に、それも「友達の友達」(Friend of Friend、略してFOF)等の身近な人に起こった真実として語られたり、「これは新聞に載っていた話」として紹介されたりする。
多くの都市伝説においては、話の面白さ・不気味さが主であり、伝説中の人物・企業・地名は、話し手や聞き手に身近なものへところころと変化する。
例えば『ファーストフード店のハンバーガーにはミミズ肉が使われている』という都市伝説では、あるときは「ファーストフード店」として『マクドナルド』が選ばれるが、他のときには『ロッテリア』や『ウェンディーズ』などの他のファーストフード店が選ばれる。ときにはより具体的に、『駅前のマクドナルド』、『交番そばのロッテリア』などのように個々のファーストフード店が標的に選ばれるときすらある。上記の理由から、知名度が高い人・企業についての都市伝説が多く存在していても、当該人物・企業が起源であるとは断定できない。
都市伝説は常識的な感覚では突飛なものが多いので、合理的な説明が試みられて真実味が加えられる事がある。たとえば、「都市の下水道に巨大なワニが生息している」という都市伝説では、ワニは逃げ出したペットが増殖したものと説明されている。
都市伝説の起源
一見新しそうに見える都市伝説であっても、その起源が古くからの神話や民話にあったり、あるいは古い都市伝説の焼き直しだったりする事が多い事がブルンヴァン等研究者達により指摘されている。
都市伝説には起源や根拠がまったく不明なものも多いが、何かしらの根拠を有するものもある。特定の(大抵は何でもない)事実に尾ひれがついて、伝説化することが多い。たとえば「東京ディズニーランドの下には巨大地下室があり、そこで賭博等の行為が行われている」という都市伝説は、同施設が実際に巨大な貯水用地下室を持っていることが起源の一つになっている。
都市伝説の伝播
都市伝説は、若者、都市生活者、高等教育を受けた人などの「普通の人々」によって語られる。
都市伝説の伝播に重要な要素として、それが真実として語られる、というものがある。ブルンヴァンによれば、「これは本当のことだ」として語られるのは、伝説が形成される代表的な回路であり、この事実は古くからの民話であろうと、都市伝説であろうと変わらない。都市伝説は、古くからの民話と同じように、大真面目に語られ、口から口へと広がっていく。伝説とは、ブルンヴァンの言葉を借りれば、口述の歴史(フォーク・ヒストリー)、すなわち擬似的な歴史なのである。
都市伝説はマスメディアによっても広められることがある。これは古くからの民話にはない重要な要素である。また、根拠のない噂を新聞やテレビのニュース番組が「事実」として誤報してしまう事で、噂が都市伝説に発展することがある。存在しない話を「実話」として新聞や雑誌が紹介してしまった例としては、『スキー』誌1983年12月号が「裸でスキー」の都市伝説を「『モントリオール・ガセット』誌に載った前代未聞のへま」として紹介した(『メキシコから来たペット』より)ことなどが挙げられる。
新聞やテレビが都市伝説を都市伝説として紹介した時に、読者・視聴者が勝手に「事実」だと誤解してしまい、事実として周囲に伝達していくことで、都市伝説が爆発的に流布することがある。マスコミの報道により、虚構が事実として広まった著名な例として、オーソン・ウェルズによるラジオドラマ「火星人襲来」がある。番組中で「これはドラマだ」と明言されていたにも関わらず、皆これが実話だと信じてしまった。
都市伝説は、報道等を契機としてそれを信じる人が増えると、信奉者からの伝播によりますます流布・定着するするという傾向がある。
また、真実よりも扇情性を重んじる一部メディアでは、「これは実話でない」という記述をあえて見付けにくい場所に載せて読者を煽るという手法を取る事があり、都市伝説の起源となる場合がある。
対抗神話
ある都市伝説が嘘である事を示す為に流される情報を
対抗神話と呼ぶ。都市伝説の起源と同様に対抗神話の起源もあいまいなことが多い。
対抗神話としては、猫レンジ(『電子レンジに猫をいれて猫を殺してしまったお婆さんが電子レンジの製造会社を訴えた』)について「あの話は法律学の先生がジョークで挙げた例が広まった」、「あの話はもともとはPL法を説明する際のたとえ話」とするなど、誰も証明できないが、もっともらしい起源が示されることが多い。また、企業・商品に対する悪い都市伝説の起源は「あの話はライバル会社が流した嘘」とされることが多い。
『現代妖怪』
「口裂け女」「人面犬」「トイレの花子さん」等は「都市伝説」ではなく『現代妖怪』という別のカテゴリーとして分類・研究すべきであるという意見を提唱する研究者も存在する。この件の詳細は外部リンクの『都市伝説と現代妖怪「怖い話をしよう」』参照。
有名な都市伝説
以下は都市伝説であり、事実として確認されたものではない。また、都市伝説の性質上、部分的に事実を反映しているように見えるものでさえ、全くの虚構で一切の事実が含まれていない可能性は高い。従って、ここに紹介された内容を流布すれば中傷となるかもしれない点に注意。
世代間で伝承され広まっている伝説
- ネコを電子レンジで乾燥(「猫レンジ」)
- 濡れた飼い猫を電子レンジで乾燥させようとして焼き殺してしまったアメリカの夫婦が、取扱説明書に「濡れたペットを乾かすのに使ってはいけない」と記述しなかったメーカーに責任があると訴え、PL法により勝訴して莫大な賠償金を得たという話。歴史の古い有名な逸話である。「猫レンジ」と略称されることもある。犠牲になるのはプードルや人間の赤ん坊となっていることもある。訴訟自体が存在しない。朝日新聞1991年10月26日号に掲載された「PL法を考える」と題された記事によると、日本弁護士連合会・消費者問題副委員長がアメリカ弁護士協会に問い合わせを行なった所「そのような判例は聞いた事が無い」との返事を受け取ったという。当然ながら、日本国内においても同様の判例は存在していない。この話の古い形では、動物ないし赤ん坊のほうが誤って自分からオーブンに入ってしまう話だった(ブルンヴァン)。
- 下水道に住む巨大な(白い)ワニ
- ペットとして仔ワニを飼っていた人間が、持て余して下水道に捨てたところ、環境に適応して繁殖したというもの。『アリゲーター』というアメリカ映画になっている。また、アニメ『機動警察パトレイバー』においても話の下敷きに使用されている。
怪談系・未確認生物系
幽霊、お化けなどの超常現象、妖怪などの未確認生物は、それを否定することが難しいこともあり、伝説として語り継がれることが多い。
日本では、「赤い紙、青い紙」・「トイレの花子さん」など学校を舞台とした怪談が数多く存在し、世代を超えて語り継がれていることが多い。「学校の怪談」も参照のこと。
- 口裂け女
- 古来から妖怪の一種として語られていたが、1979年ごろ実在するものとして日本各地で流布。2004年に韓国で流布し再び話題となった。
- 隙間女
- 隙間から女が覗いている話(男の場合もある)。
- ひき子さん
- 一寸ババア
- サッチャン
- カシマさん
- 件(くだん)
- 顔が人間、体が牛という怪物。「件(くだん)の如く…」という慣用句から逆生成された生き物。江戸時代から流布しており、都市伝説としては古い。歴史的に大きな事件がある時に生まれ、凶兆のみを予言するという。太平洋戦争を予言した件が居たという説も。
- 人面犬:人間の顔を持ち、言葉を話す犬。(俳優の的場浩司の話から生まれたとの説あり)
- アンサー:問題に答えられないと、携帯電話から手を伸ばし体の一部分を引きちぎっていく。
- 呪われた○○
- 持ち主が必ず不幸になると言われる宝石や車の話。「ホープダイヤモンド」「オルロフのダイヤ」やサラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子フランツ・フェルディナント大公が乗っていた赤塗りオープンカーなどの話が有名。宝石については、ウランなど放射性物質が含まれていたために放射線によって身体を侵されていたなどの説明がされることがある。
すでに物故した著名人との遭遇
エルヴィス・プレスリーとの遭遇例が代表的。その死を認めたくない支持者などによく信じられている。死体が見つかっていない人物、影響力の大きい人物は生存説が発生しやすい。また、死後も多数の未発表作品が発見され続けるなどの理由で、生きているものと考えられることもある。
迷信や誤解に由来する話
対象物への知識が不足しているため、本来ありえないことが事実として語り継がれることがある。単なる迷信との区別は明確ではない。
- 海辺で足を切った所、フジツボの卵がその裏に入り込んで繁殖
- フジツボの固着性や繁殖性からきたものと思われる。実際には動物の体内でフジツボが生息することはない。クジラの皮膚にフジツボが寄生しているという話がベースになっていると思われる。岡野剛の漫画『未確認少年ゲドー』においてジョークとして採り上げられたことがある。
- ○○公園の池のボートに恋人同士で乗ると、離別する。
- 井の頭公園や東山公園など、著名な公園で言われる事が多い伝説。類似した物にとある遊園地・テーマパークへカップルで行くと別れると言うのもあるが、どちらも統計的な根拠は全くない。そもそも恋人同士は、結婚するか、生涯内縁関係を続けるのでない限り、いつかは別れるものである。
- サーカスは人拐い
- サーカス団員は、親に売り飛ばされた人や人攫い(子取り)に攫われた人だという噂。かなり古いもので、最近はまず聞かない。ベンポスタ子どもサーカス(スペイン)の存在理由が説明出来なくなってしまう。もともと、サーカス団は各地を巡業しているので、定住生活者から見れば恐怖的存在だったためこのような噂が流された。ヨーロッパでロマがジプシー(放浪民)と差別されたのと本質的に同じである。
- 満月の夜には犯罪が増える
- ヨーロッパを中心に、満月の夜には犯罪が増えると思われている。また、これを証明するデータも存在しているとされるが、全くの迷信。月の引力は潮の満ち引きには影響するが、月の引力が人間の体液、性質にまで影響を及ぼす科学的な証明はされていない。
- 都市伝説は狼男伝説と、近代的にはアーノルド・L・リーバーの疑似科学書「月の魔力」による。この本は満月と犯罪の関係を調べた本だが、虚偽の統計操作が多いという批判がなされている。
- 赤い糸
- 一般に男女間で、運命の相手の小指同士に、赤い糸が繋がっているとされる。ギリシア神話でアテナイの英雄テセウスがラビュリントスの奥にいるミノタウロスを討伐しに行く際、ミノス王の娘アリアドネからもらった糸玉が由来だという説が有力。古事記、続幽怪録にも類似の記述がある。太宰治も小説「思い出」で触れている。
- 白人夫婦から黒人の子供が生まれる。
- 黒人と性交していないにもかかわらず白人女性から黒人等の有色人種が生まれる、という都市伝説。都市伝説であるにもかかわらず、何度も新聞やニュースで取り扱われた事がある。母体から被差別民である黒人が生まれてしまうという、差別する側の白人の恐怖心から広まった都市伝説であると思われる。黒人が生まれた理由として次の理由が挙げられる事が多い
- 売春婦が黒人男性と交わった際に膣内に黒人男性の精液が残り、夫が売春婦と交わった際にその精液が夫のペニスに付着し、そして夫が妻と交わった際に妻の膣に黒人男性の精液が入った。
- 近年では人工授精とからめた話が語られる事もある。(夫ないしその他の)白人男性の精液を使って人工授精を行う際手違いが生じ、誤って黒人男性の精液を注入してしまい、白人女性から黒人の子供が生まれる。
長命企業に対する噂
長命な企業に対する噂は、世代を超えて語り継がれて伝説化する場合がある。
- マクドナルド
- 英語版マクドナルドの都市伝説 (en:McDonald's urban legends) を参照。
- ハンバーガーの肉
- 大手ハンバーガーチェーン店で出されるハンバーガーの肉(パティ)に、ネズミ・ミミズなどの肉が使われているとする説。ハンバーガーの低価格さから生まれた噂。戒律により牛肉を食べることができないヒンドゥー教圏の店舗では、鶏など牛以外の動物の肉も使うことがあるが、実際にネズミやミミズなどを使った場合、牛肉よりかえって経費がかさんでしまうことから通常ありえないことと考えられている。
- コカ・コーラに関する都市伝説
- コカ・コーラに関する都市伝説は数多く知られている。これらは民間伝承(フォークロア)と引っかけて、諧謔的にコークロアと呼ばれる(ブルンヴァン等)。コカ・コーラの健康への悪影響に関するものが多い。
- コカ・コーラの原料にコカインが使用されているという説 - かつては実際に使用されていたが(事実)、1903年にアメリカ政府がコカインの販売を禁止したため中止された。しかし、現在でもコカイン成分を除去したコカの葉(香料7x)が使われているとする説もある。
- コカ・コーラばっかり飲んでるとコカ・コーラ中毒になる、という説。
- コカ・コーラ中毒患者はコカ・コーラを注射してる、という説。
- 骨や歯が溶けるという説。
- コカコーラ社のトラックのタンクから漏れたコーラ原液がアスファルトを溶かして地面に穴をあけた。
- コカ・コーラは強壮剤である、という説。語源の1つ、コーラナッツは強壮剤として使われるがコカ・コーラに於いては単なる香料として使われるだけである。
- 性交した直後にコーラで膣を洗うと精子が死ぬので避妊ができる。コーラが特に殺精子力を持つわけではなく、単なる洗浄効果と考えられる。
- コーラを飲み過ぎると肌が黒くなる、という説。
- 生コンにコーラを混ぜると固まらなくなる、という説。これは事実で、糖分が水和反応を阻害してしまうためにおこる現象である。
- 味の素の原料は毛髪
- うま味調味料の味の素は毛髪が原料で、製造会社(味の素株式会社)が理髪店から毛髪を仕入れているとする説。1917年にはヘビが原料ではないかという騒ぎも起こった。他にも石油原料説がまことしやかに囁かれたことがある。実際には現在はサトウキビ(かつては小麦粉)が原料である。また2000年にはイスラム教国インドネシアで原料に豚肉の成分が使われているという噂が広がり、現地法人の社長の逮捕にまで発展してしまった(後に釈放)ことがある。
- ケンタッキーフライドチキンの鶏
- モモ肉がたくさんとれるように、とバイオテクノロジーで三本足ないし四本足に改良された鶏を使っている。もちろん事実無根。
- また、鶏肉の代わりに、カラスの肉を使っているが、客にバレてしまった場合は、口止め料の入った封筒を手渡すといった説もあったが、これもまた事実無根。
都市伝説化しつつある話
都市伝説とされる話の中には、単なる一過性の噂やデマ、噂の類であるが繰り返し流布するもの、迷信、事実認定が困難なために特定の層に受け入れられて伝説化しつつある話がある。
一過性の噂・デマ
- 有名人の死亡説・非実在説
- メディアによく登場していた人物が、急激に露出を減らした場合「すでに死亡している」という噂が流れることがある。
- 作品は発表されるが、メディア露出がほとんどない人物について「実在しない」という噂が流れることがある。
- いずれもメディアにより作られた印象なので、メディアに登場するようになると噂は終息することが多い。
繰り返し流布するデマ
- すかいらーくの看板の鳥
- すかいらーくの看板に描かれている鳥にへそがないのを見つけたら、タダになる。もちろん全くのデマである。似たようなデマに吉野家の丼がある。
- 黄色い救急車
- 精神障害者の元には「黄色い救急車」がやってくるというもの。実際には救急車の塗色は法令で定められており、黄色の救急車は存在しない。精神科病院に出入りする(身体が不自由な患者の通院目的など)民間の送迎車か、道路保守用車両(黄色の地に白帯が法定塗装)を誤認したと考えられる。
- ファンタゴールデンアップルが実在した
- 清涼飲料水ファンタには多様な種類が存在したため、架空の種類が喧伝された。噂が現実化した稀有な例。詳細は「ファンタ」の項目を参照のこと。
迷信の類
- 全身を金色や赤色などで染めた人が、しばらくして皮膚呼吸できなくなって死亡
- 人間の呼吸によるガス交換の占める割合で皮膚呼吸は1%以下であり、多くは肺呼吸なのでこのようなことは有り得ない。なお体につけるもので中毒が問題になったものとして、歌舞伎役者が用いた鉛がある。金粉でも質によっては有毒物質を含んでいることがあるため、体につけると中毒を起こすことがある。また、80年代に放送されていたクリネックスの呪われていると言われたCMでは、赤鬼役の外国の子供達がこれで死亡したと言われていた。(実際は死亡してはいなく、母国でそれぞれの人生を送っている)
- 扇風機をつけたまま寝ると死ぬ
- 夏に扇風機をつけると快適であるが、徐々に体温が奪われる。そのため就寝時に利用すると、無意識のうちに死亡するとする(心臓麻痺とする場合もある)。しかし実際には最悪でも風邪をひく程度と思われ、死に至る状況は考えにくい。またこの都市伝説は日本・韓国の二カ国で共通しているとの報告がある。老人などでは脱水症状から脳梗塞等で亡くなるケースがあり、扇風機の風に直接当たることで不感蒸泄が増加、脱水をより起こしやすくなる可能性はある。
事実認定が困難なため都市伝説化しつつある話
調べたらすぐに分かる内容でも、一見してそれらしく感じられるものは事実として伝えられ、伝説化しやすい。
- アロエビクスマン
- 近畿地方で流布した都市伝説。
- 横田基地は米国カリフォルニア州に含まれる
- 実の地名は「東京都福生市横田基地」。AFN東京への受信報告書はこれで届く。
- 同一人物説
- 漫画家の大場つぐみとガモウひろしについて、両者の詳細なプロフィールが非公表であったこと、セリフ回しに共通点が多いとされたことから広まった。今のところ明確な真偽は不明。現在、大場は東京都出身、ガモウは埼玉県越谷市在住とのみ明かされている。
- 漫画家の富樫義博とその実弟「富樫」氏についても広まった。休載が多かったこと、弟がアダルトコミックを中心に活動していることなどがその根拠とされた。
- ディズニーランドに関する都市伝説
- 一般に最大手の企業は都市伝説の標的になりやすいが、ディズニーランドの場合はとくに、「夢の国」というイメージ戦略がある為、そのイメージを壊す不気味だったり差別的だったりする都市伝説がかえって流れやすい。もちろん全て根拠無し。
- ディズニーランドのキャラクター達の中の人は奇形である。*
- ディズニーランドの下には巨大地下室があり、そこには裏カジノがある・会員制の秘密クラブがある。
- 実際に巨大地下室があるが、これは貯水用。ここから尾ひれがついたものと思われる。またスポンサー企業向けの会員制クラブ「クラブ33」も実在するが、場所は地下室ではなくワールドバザールの2階。
- 臓器売買の為に大規模な誘拐団が園内で幼児誘拐を繰り返しており、ディズニーランド側もそれを黙認している。この事実がばれそうになると、ディズニーランド側はありとあらゆる方法で事件を隠蔽する。
- 1996年の春頃に関東近辺で流れた都市伝説。新聞が「事実無根」と報道。不審者は全部保安担当キャストの監視対象となる。
- 歩行者専用道路標識
- 「歩行者専用」の道路標識のデザインは、子供を誘拐する誘拐犯人の写真を元にしているとする説。
- 飛脚のふんどし
- 佐川急便のトラックの車体に描かれている飛脚に関する都市伝説。
- 国会議事堂前駅は核シェルター・東京メトロ有楽町線は軍事路線・東京地下鉄の謎の連絡線
- 営団地下鉄(現在の東京地下鉄株式会社)の国会議事堂前駅や有楽町線建設には有事対策が盛りこまれているとする説。
- いずれも設備・場所等、複数の要因が重なって発生したと思われる。このネタは漫画「ゴルゴ13」でも用いられた(1980年頃)。また東京地下鉄・都営地下鉄には、蜘蛛の巣よりも複雑な、政治家の避難その他に使用される「脇線」と呼ばれる線路が存在するとの説もある。2002年に出版された「帝都東京・隠された地下網の秘密」は、多くのページをこの説の紹介に割いている。また、映画「交渉人 真下正義」では、劇中に登場する架空の地下鉄道事業者「東京トランスポーテーションレールウエイ」の各路線(東京メトロの各路線をモデルとしている)を結ぶ連絡線を、試験車両クモE4-600が走る設定になっている。
- 現実に複数路線における車両整備の一元化や新車搬入の為に、いくつかの路線の間を結ぶ連絡線が存在することは、鉄道ファンなどには古くから周知の事実であり、イベント列車の運行で使用されることもある。
- 大地震発生日はパニックを避けるために公表されない
- 大地震発生日は「Xデー」と呼ばれ事前に予知されているが、政府高官やNHK報道員、一部の有力者以外にはパニックを回避するために公表されないとする都市伝説。しかし、東京都で2005年に中規模な地震が発生した際に、災害対応要員用官舎に住みポケットベルの常時携帯が義務づけられていた都職員の多くが非常召集に対して連絡もとらず、問題になった。これは上記都市伝説に対する反証といえる。なお、現在の技術では、地震の予知は早くとも発生40分前程度とされるのが一般的である。
- 運転免許証
- 免許番号を見るだけで、個人の犯歴や共産党員であるか否かが分かるとする説。ちなみに、実際に番号末尾で紛失回数は分かる。
- 当たり屋グループ
- 当たり屋グループに注意してください、という趣旨の文章とともに、車のナンバーが列挙されている怪文書が、1985年頃から流通しつづけている。該当ナンバーの多くは実在しないことが確認されている。社会心理学者・佐藤達哉による研究が詳しい。
- エロマンガ島はすでに水没
- 一部ラジオ・テレビ番組でこの内容が放送されたことに加え、「エロマンガ島」の地図上の表記が「イロマンゴ島」に変更されたことにも起因するといわれる。
- 高橋名人の16連打
- ファミコン名人として知られた高橋名人の16連打は、コントローラーに仕込んだバネによるもので、それが原因で逮捕されたとする噂。当時高橋名人が主に使用していたジョイスティックのボタン部分には、もともとボタンの沈み込みを防ぐためのバネ機構があり、子どもの幼稚な妄想。警察の一日署長を務めたことが逮捕されたとの噂になり、16連打がトリックではないかと疑われた。
- 赤ん坊の死体を使った麻薬密輸
- 赤ん坊の腹を切り、中に麻薬を詰め込んで麻薬密輸に利用するというもの。『ワシントン・ポスト』がこの都市伝説を事実だと勘違いして1985年3月25日に新聞に載せた。3月30日に訂正。2000年代には欧州で生きた犬の腹部にコカインを隠して持ち込もうとした事件はあった。
- 中国開放同盟というテロ組織が、中国共産党の民衆弾圧を妨害してると言う話。
- 共産党はこの話を公表すると民衆に対する行動が発覚するのを恐れて極秘にしているという。また、「東シナ海ガス田爆破」を計画してると言う噂もある。
- 実際にはこのような組織は存在していない。
- これは、中華人民共和国共産党の規制や農村への弾圧(農民を殺し、死体を川へ流し証拠隠滅をしている)の話から生まれた話と思われる。
- スナッフフィルム
- 実際の殺人の様子が収められたビデオ(DVDなど)が裏では流通しているというもの。実際には確認されていない。
- 女性の下着着用は、1932年の白木屋火災がきっかけとなった
- 事実無根であるとされる。白木屋の記事を参照。
- なめ猫
- ツッパリ学生の衣装を着せた子猫の写真等が1980年代にヒットした。写真撮影時に猫を立たせるために尻から割り箸を差し込んだ、という説がある。また手術により針金を体内に埋め込んだという説もささやかれた。実際には衣装に仕掛けがあり、猫の体に負担をかけないで立たせることが出来る。
- M資金
- 詐欺事件に利用される、実在すると信じられている謎の資金M資金が登場する。マルタ騎士団、フリーメーソンとの関係がしつこく噂される。
- くぅ~ちゃん死亡説
- 消費者金融「アイフル」のCMに出演しているチワワのくぅ~ちゃんが死んでいるという噂が、芸能界やペット業界で、まことしやかに囁かれている。実際は死んではおらず、大人数ではないものの、一部の人にはくぅ~ちゃんが死んでいるとの噂が立ってしまっている(その後もCMにくぅ~ちゃんが出演しているが、これは別のチワワで、よく見ると違うので出演時間を若干少なくしているというものがつく)。噂の発祥源は2ちゃんねるとのこと。く~ちゃんの妹にあたる犬が、犬種品評会でモノのように扱われていた映像が流れたことから、く~ちゃんも業界に酷使されたのではと考えられたようだ。
- 元某プロ野球選手の離婚
- 某プロ野球選手がある女性と出来ちゃった結婚するものの、生まれたのが黒人の子供だったため、「お疲れ」と女性に声を掛けて離婚したというもの。
- 昭和天皇崩御時にテレビ東京は通常どおりの放送をした
- 社会全体に影響を与える大きな事件・災害が突発した場合でも特別編成を組まずに、元々のスケジュールどおりの番組を放送するテレビ東京の姿勢(テレビ東京#緊急放送(報道特別番組)を流さないを参照)を踏まえた都市伝説。実際には他局同様、追悼番組を放送した。
- ソニータイマー
- ソニーの製品には、新製品に買い替えてもらえるようにする為、保証期間が切れた直後に回復不能な故障が起きる仕掛けが内蔵されているとする説。「ソニー製品は壊れやすい」というイメージによるものと思われるが、実際に1980年代前半に家庭用VTRにおいて耐久性が著しく悪いと消費者に裁判を起こされている。
- スピード写真のネガは警察のモンタージュ写真に使われる
- 実は直焼きである上、最近はディジタルプリント(ブースの中にデジカメと写真紙プリンターが組み込んである)になっているのでネガは存在しない。
- たばこ「ラッキーストライク」は米国の原爆投下を記念して生産した。
- 実際には19世紀から生産されている。他にも「日の丸をもとにデザインされた」など多数の流説がある。
- クローン携帯
- 携帯電話に関する都市伝説の1つ。端末には電話番号とは別に固有のIDが付与され、暗号化された状態で記録されている。IDの読み出しや書き込みはショップの店員でも出来ず、また同じIDの端末がネットワーク上に存在すれば即座に検知される(通話しなくても圏内にあれば位置登録でチェックされる)為、クローンの利用は事実上不可能である。事実、様々な団体が公開・非公開の実験を行っているが、クローンの存在を疑わせる結果は一切報告されていない。にも関わらず「キャリアにより隠蔽されている」とする陰謀論が根強く残っている。但し、日本においては都市伝説だが、アメリカ合衆国などでは実際に存在し被害が出ている。
- 死ななかった死刑囚は無罪
- 刑の執行中に死ななかった死刑囚はそのまま釈放されるというもの。古代、および外国の刑法ではどうなっていたか不明である(1984年12月、アメリカ・ジョージア州で、死刑囚に対し電気椅子による放電が6分間行われたものの、死ななかったため、さらに20分間再放電され死刑が執行された事例がある。また、1983年7月、イラン・ イスファハンでは絞首刑執行後、20分経過しても、死刑囚が死ななかった。イスラム法では1度刑を科したら2度目は出来ないため、その死刑囚は放免となったとされる参考HP)が、少なくとも、明治時代以降の日本ではそのようなことは有り得ないと言われている。ただし、*の様な例もある。 近世の魔女狩りにおける拷問にも似たようなものがある。この噂をもとに「無実の罪で死刑に処せられた死刑囚が生き延びたために密かに釈放され、復讐を果たす」という2時間ドラマ(原作は太田蘭三著『白の処刑』、主演:三浦友和)が制作された。
- 36球ファウル
- 野球ルールに関する都市伝説。一度の打席で36球ファウルを打った打者はアウトになるというもの。地域によって33球とも30球とも言う。昭和後期にはかなり広まっていた都市伝説であり、野球ルールを扱った書籍の多くがわざわざ「そんなルールはない」と明記していた。
- バットを短く持ってファウル打ちを狙って軽く当てる「カット打法」を、審判によってはバントと判断することもあり、2ストライク後からなら「スリーバント失敗」によって当然アウトを宣告されることになるが、その場合でも「36球」という数字には何の根拠もない。
- タレントの伊集院光は子供の頃の野球のローカルルールとして、「ピッチャーが疲れるので三十数球ファールを打つとアウトというルールがあった」と自身のラジオ番組の中で話していた。その他、試合の進行を円滑にするためのものなど、少年野球や草野球でのローカルルールに出自をもとめる説は多い。しかし、たとえば日本のプロ野球で1人の打者が一度の打席で投手に投げさせた最多投球数の記録でも19球(1947年11月11日、太陽ロビンスの松井信勝が記録、最後は四球を選んだ)であることを考えると、投手の負担の軽減などに効果があったとも考えられない。
- 打者が投手に投げる球を要求できたり、バットのサイズなどの基準が現在と大きく違うなど、現在よりずっと打者に有利なルールだった19世紀末から20世紀初頭までさかのぼれば、投手の救済策としてそうしたローカルルールもあるいは有用であったかもしれない。
- プルトップ1万個で車椅子
- 缶ジュースのプルトップを1万個集めると、車椅子と交換できるという都市伝説。実際に小・中学校などで集められたり、ラジオ番組で集めることを呼びかけたりされた。小さなプルトップより、缶そのものを集めた方がよほど効率がいいのだが、この都市伝説が広まった頃は空き缶のポイ捨てなどによる環境問題が注目を浴びており、これにより噂が大きく広まったものと思われる。
怪談都市伝説
恐怖心を煽るよくできた怪談は語り継がれやすく、(特に超常現象が絡むものは)事実かもしれないという思いを抱かせやすいので都市伝説化しやすい。
- ターボばあちゃん(100キロババア)
- 高速道路を車で走行中、猛スピードで走る老婆に窓をたたかれるというもの。
- 首なしライダー
- ピアノ線が道路に張ってあって首を飛ばされたバイクライダーが、そのまま走り続けているというもの。「銀狼怪奇ファイル」に同名の話がでてくる。(こちらは友達をイジメられた青年がイジメた相手と勝負するために神社にバイクで行ったところ、鳥居にピアノ線が張っていて首を切断された。その復讐をするためにピアノ線を張った相手の首を狩ってまわると言う話)
- ベッドの下の男
- 知らないうちに、ベッドの下に殺人鬼が潜んでいたというもの。
- ルームメイトの死
- ルームメイトが、殺人鬼によって殺されたのを知らずに翌朝までその場で寝てしまうというもの。
- 死体洗いのアルバイト
- 流布したきっかけは大江健三郎の小説『死者の奢り』から。(注・この起源説には異論もある。大江健三郎の『死者の奢り』で書かれているのは「死体洗い」ではなく「死体運び」であり、また死体を沈めるプールも一般に流布しているホルマリンではなくアルコールである。これだけ細部が異なる話が流布するきっかけとなるとは考えにくいという説を提唱する研究者も存在することを附言しておく)。なお、シルキーズより、死体洗いのアルバイトを題材としたアダルトゲーム「肢体を洗う」が発売されている。
- エイズ・メアリー/エイズ・ハリー
- 行きずりの異性と夜を共にした翌朝、相手は姿を消し「エイズの世界へようこそ!」というメッセージが残されていたという内容(「メアリー・マローン」の項目も参照のこと)。
- 亡くなった著名人の幽霊騒動
- 亡くなった著名人が「テレビ番組の放送中に幽霊として現れた」「ここで幽霊となって現れる」という噂が流れることがある。
- 1990年6月に放送された没後1年の特別番組の放送中に「ひばり」の幽霊が出たという抗議が殺到した。
- 生前辛い時にTBS内に某女性用トイレの個室便器内でよく泣いていて、死後「雅子」の霊が出ると言う噂が流れた
- 亡くなった年の1997年の8月某日の「巨人vsヤクルト戦の生中継に「かずみ」の霊が出たという抗議が殺到した。
- 歌番組で中森明菜が「シプシークィーン」を歌っている最中に「有希子」霊が出たという電話抗議が出た。
- 赤マント
- 1940年(昭和15年)1月ごろ東京を起点に東海道を経て大阪まで流布。赤いマントをつけた人さらいが少女を誘拐し、暴行して殺すというもの。東京谷中で起こった少女暴行殺人事件と、当時子供たちを対象にした紙芝居のひとつ「赤マント」(加太こうじ作)が混ざったデマと考えられる。紙芝居「赤マント」は芥川龍之介の『杜子春』を下敷きにしており、赤マントを着た魔法使いの紳士が靴磨きの少年を弟子にするという差しさわりの無い物語だったが、デマの余波により大阪では「赤マント」の紙芝居が警察に押収される騒ぎとなった。新井理恵の4コマ漫画作品『× -ペケ-』も参照の事。
- 壁に耳あり
- 解剖実習に飽きた医学生の一人が、献体の耳を切除して壁に付け「壁に耳あり」と冗談をやり、不謹慎として退学になるという話。「切開した胸から手を入れて口から出し「喉から手が出る」とまでやった」という部分が付随する事も。小腸で縄跳びをしたという内容のものもある。また、似たような話が『金田一少年の事件簿』に掲載されている。(アニメ版ではカットされた)
- 心霊スポット「サザエさんの家」
- ある廃屋に関する都市伝説。
- 青森県杉沢村伝説
- 青森県にかつて杉沢村という村があったが、1人の男により村民全員が殺害され、廃村になったとする噂。津山事件が噂の元ともいわれる。この津山事件を元に小説『八つ墓村』、ゲーム「SIREN」が作られた。なお実際には、歴史上、青森県に杉沢という名の市町村が存在したことはない。
- 中国奥地の達者(だるま)
- 中国奥地へ行った日本人観光客が、両手両足を切断されて見世物にされるという話。闇で売られているとする だるま女という話もある。
- マンションの一室の窓から見つめる女性
- 元々は筑波研究学園都市にまつわる様々な都市伝説の中の一つであったが、その後独立して語られるようになった。
- 忽然と客の消えるブティック
- ブティックの試着室に入った客が次々と行方不明になるというもの。その後の行方には諸説あるが、中国奥地の達者の話につながる場合も多い。
- 偽の警察官
- 殺人事件の聞き込みに来る制服警察官が実は事件の真犯人であり、訪問を受けた目撃者がテレビニュースでそれを知る、という話。実際にはこういう聞き込みは刑事(私服着用の警察官)が行うことが多い。また、「目撃していない」とはっきり証言した場合は基本的に再訪問はしない。しかし、家族の一人だけ話を聞いた場合は他の家族が事情を知っている可能性があるので、別の機会に再訪問するケースもある。さらに「何か思い出したら躊躇わず連絡を」と名刺を切って行く事はある。ちなみに、囚人を追って現れる刑事が真犯人だったという文学作品はある。
- 耳から白い糸
- 耳にピアス用の穴をあけたところ、耳から白い糸が出る。それを引っ張ると眼球が突然裏返しになり、失明してしまうという。「引っ張ると体内の神経が全て引っ張り出される」というものもある。「地獄先生ぬ~べ~」にも似た話がでてくる。
- 赤い玉が出たら打ち止め
- 男性が射精時、ペニス(尿道口)より精液では無く赤い玉が出たら、その人の生殖機能は限界に達した証拠だとする説。昔のパチンコ台の構造に由来する。現在のように天井から自動的にパチンコ玉を配給するシステムは無く、出玉をパチンコ台に内蔵させていたため、打ち止めが近付くとあらかじめ投入されていた赤い玉が排出され、玉が尽きると遊戯が終了した(台の玉を補給しなければならなかった)ことから。この伝説を元に「赤い玉の伝説」(聖飢魔II『愛と虐殺の日々』収録、陽炎シリーズ主題歌)が作られた。
- 呪われたクリネックスのCM
- 1985年頃に放送されたクリネックスのCMのこと。出演していた赤鬼の子がすでに死んでいた、或いは挿入されていたアカペラの声が若い女性からしわがれた老婆にかわっていた、共演していた松坂慶子がCMの後鬼の子を産んだ、など。アカペラの曲が死の歌と言われているが、実際は明るい曲(Miss Jane『It's a fine day』)であり、そのCMが不気味に見えるためにそういわれるようになっただけといわれる。
- 旧日本軍の亡霊
- 北海道の某S市にあるM駐屯地やA市にあるA駐屯地では、終戦記念日(8月15日、1945年に玉音放送のあった日)の深夜0時頃に旧日本軍の軍靴の音が聞こえてきて、営門前で左向け(右向け)止まれの号令後整列し起立し姿勢を正した隊員達に向かって敬礼をし、その後師団司令部の隊舎に入り、階段(廊下)の鏡の中に入るという話。その日に就く警衛隊は毎年ほぼ同じ隊員が就くという。
- 借金で首が回らなくなるとマグロ漁船に乗せられ、遠洋漁業に連れて行かれる
- マグロ漁を行うには数ヶ月以上船に乗り続けて漁をすることになるが、その職業が高給だったため、借金を抱えて逃げられないようになると債権者が負債者をマグロ漁船に乗せて働かせるという噂がよく聞かれることになった。実際にはマグロ漁に従事するには、遠洋マグロ漁船乗船資格をはじめとする各種の資格・免許の取得や知識・技術の習得(水産高校卒業者など)を必要としており、何ら資格や技術のない素人をマグロ漁に従事させることはまず不可能である。
- テレビ番組「TVジョッキー」に出演したゴキブリ男は食べたゴキブリが胃の中で繁殖して死亡した。
- ゴキブリは胃液で溶けて死ぬため、胃の中で繁殖する事は起こり得ない。少々の事では死なないゴキブリの生命力・耐久性から生まれた流説。漫画GTOでも同様の話が出、このことも若者が信じる原因となった
ジョーク的な都市伝説
内容が面白く、ウイットに富んだ話は、語り継がれやすいため、都市伝説として広まりやすい。また、教訓を含む寓話は事実として広まりやすい(もちろん事実である場合もありうる)。
- 赤ちゃん列車
- 大学の既婚者寮のうち一つだけ、入居者の出産率が異様に高いものがあった。調べてみると、早朝に近くを通る列車が原因であった。列車の音によってこの既婚者寮の入居者夫婦達が起きる。しかし「再び寝るには遅過ぎる、起きるには早すぎる」時刻なので、夫婦達は子作りに励んでしまうのであった。
- びっくりパーティ
- 今日が自分の誕生日である事に誰も気づいてくれない。自棄になって「仕返し」の為に自分の部屋に不倫相手・売春婦を呼ぶ。裸になっていざ行為に及ぼうと思った瞬間、部屋のドアが空いて皆が「ハッピー・バースデー」を歌う。皆は驚かそうと思って誕生パーティを行う事を黙っていたのだ。
- ロールスロイスは壊れない
- 砂漠横断中にロールスロイスが故障。しかしどこからともなく人々がやってきて、ロールスロイスを修理。金を渡してこの件を公言しないようにいう。彼らは「ロールスロイスは壊れない」というイメージを守り抜くために会社が派遣した修理団であった。
- 裸でスキー
- 女性がスキーの最中尿意をもよおす。近くにトイレがなかったので、仕方なく繁みに隠れ、スカートと下着を降ろす。しかしバランスをくずしてスキーが滑り出してしまい、そのままの姿でゲレンデを滑ってしまうというもの。
- セックスの途中、膣痙攣でカップルが救急車で搬送(八中事件)
- 性交中、女性が膣痙攣を起こし男性の局部が抜けなくなり、救急車で搬送されるという話。実際にはこのようなことは医学上ありえない。アメリカで一件だけ報告例があった(『フィラデルフィア医学ニュース』1884年号に載ったエーガトン・Y・デイヴィス医師の手紙)がのちに創作と判明。1971年ヴァンダービルト大学病院のボンジュラントとカパナーリが『フィラデルフィア医学ニュース』で嘘を暴露。
- 弓月光の漫画、「みんなあげちゃう」でネタとして利用された。
- 大阪ビジネスパークのTWIN21ビルの影
- 1983年に開業した大阪ビジネスパークのTWIN21ビルはその姿が数字の11に似ている。それまで高層建築物のない近隣では、TWIN21ビルができたことで、午前11時11分に11の影が11分間かけて通過するといわれ、暗くなることから当時の人気深夜番組にたとえ「11PM」と呼ばれたという話。*
- グレムリンはクレムリンへの嫌がらせ
- 米国の映画『グレムリン』に登場する妖怪「グレムリン」はソ連共産党本部があったクレムリンに対する嫌がらせとして名づけられたとする説(*)なお、飛行妖怪グレムリンの話自体は第二次世界大戦の頃から存在した。
- 牛の首
- 「"牛の首"という恐ろしい話があるが、恐ろしすぎて誰も話さない」という話。下記の鮫島事件と同様に、話の内容はなく、その内容が知りたいという好奇心から伝播してゆく。
- 飼っていたカブトムシが死んだ時、カブトムシの電池を入れ替えようとした子供がいた
- 1980年代から話されているらしい。実際の生物に触れる機会が少なくなった子供が増えたことから作られたといわれている。2000年代になって保守系文化人が実話として紹介したことから、再び広まりつつある。
- マムシに咬まれて死んだ話
- マムシは毒性が強いものの、小さいので毒量が少なく、めったに死ぬことはないのだが、「バスガイドが山でトイレが無かったため茂みで用を足していたときに股間近くを咬まれ、恥かしくて言い出せず、毒が回って死んだ」例があると言うものである。
- カレーの作り方で試験に合格
- 解答が分からなかったので、ふざけてカレーの作り方を書いておいたらなぜか試験に受かったとするもの。
- 次の年真似をしてカレーの作り方を書いた学生が今度は試験に落ちる。教授に理由を聞くと、「君のカレーにはジャガイモが入ってなかったから」と答える。
- 1980年代の東大教養学部の理系向け哲学概論の教授は、講義中にカレーの調合について一説ぶつことで知られていた。その教授の期末試験は例年「講義の内容に付いて論じよ」だったので、講義中に「カレーの調合について期末試験に答えた場合はAとする、但し香辛料一つでも抜かした場合は不合格とする。」と宣言していた。講義中に説明する香辛料は数十種類有るため、本当に答えた学生が居たかどうかは不明。東大生といえども、そんな記憶力は稀で、もしそれほどの記憶力があるなら普通の授業内容を論じた方が楽だと思われる。
- 無名な事を利用して試験に合格
- ある学生が試験時間終了後も延々と解答を続けていた。学生は答案を提出するが、彼が時間終了後も答案を続けていた事を理由に教授(又は試験監督者のアルバイト学生)は答案を受け取らない。学生は聞く。「ところで先生は僕の事を知ってますか?」。カンカンに怒った教授は「おまえなんか知るものか!!」と答える。学生は「なら、しめたものだ」と他の答案の中に自分の答案を混ぜこんでしまう。学生の名前を知らないので教授は混ぜこまれた答案を見付ける事ができなかった。(この都市伝説を基にしたムービー)
- 個性的な回答で面接に合格・不合格
三船敏郎が出演して「男は黙ってサッポロビール」と言うCMが放映されていた頃、ある男子学生がサッポロビールの入社試験を受けた。しかしその男子学生は面接官の質問に対し無言のまま何も答えない。怒った面接官が「どうしてずっと黙っているんだ?」と聞くと男子学生は「男は黙ってサッポロビール」と発言。この発言で、男子学生は内定をもらった。この話に関しては「この人物は実在する」との説が言われてきたが、2005年2月に放映されたフジテレビ系列の番組「就職の神様」にて、サッポロビールの人事部長にこの人物の存在を問うたところ、「私はその人物に会ったことはない」と否定された。ただし、河合塾の倫理の講師である河本和彦が、著書の倫理参考書にそのエピソードを載せている(この参考書は講義を受ける学生に語りかけるような文体・文章で著されている)。したがってこの参考書を用いた人達はこの話を事実と思っているようだ。
- この上の話を聞いたある学生が同じ事をしたが、結果は不合格であった。「オリジナリティのない人間は必要としていません」というのが理由とされている。
- ある男子学生が日産自動車の入社試験を受けた時、面接で「GNP(国民総生産)とは何のことですか」と聞かれた。男子学生は緊張のため思い出すことが出来ず、やけくそで「頑張れ 日産・パルサーの事です」と答えた。その男子学生は他の質問に対しても満足な回答を言えなかった為、不合格だと思っていたら、後日内定通知が届いた。
- ある男子学生が、面接中に両手を組んで親指を回す癖をし始めた。その落ち着きの無い態度に苛立った面接官は、「君にはそれしかできないのか」とたしなめた。すると彼は、「いいえ、逆にも回せます」と言って指を逆回転させた。その後、その学生は内定を貰った。
- ある男子学生が、面接官から「あなたの家業は何ですか」と聞かれた時、緊張の余り「家業」と「か行」を間違え、「かきくけこ!」と言ってしまう。しかし、彼は内定を貰うことが出来た。この話は日本テレビの「踊るさんま御殿」の中で視聴者から投稿されたエピソードであるが、内定をもらったかどうかはその放送だけではわからなかった。
- ある男子学生が、製菓会社の面接で「当社のCMソングを歌ってみてください」と言われ、彼は「チョッコレート、チョッコレート、チョコレートは…」と歌い、そこである事に気付く。その歌は明治製菓のCMソングだが、彼が面接を受けに来ていた企業は森永製菓だったのである。そのため、その学生は不合格となった。派生として、無理矢理「チョコレートは森永」と歌い切り、合格になるという物もある。
- ある学生が全日空(あるいは日本航空)の入社試験を受けた。呼ばれて面接室に入るとき、「キーン」と言いながら両腕を広げ、旅客機の真似をしながら入室した。椅子に座ろうとした学生は面接官に「着陸してよろしいですか?」と尋ねた。面接官は答えた。「そのまま旋回しなさい」。学生は、両腕を広げたまま引き返し退室した。
- 昭和60年代、三菱電機の集団面接で「当社提供のテレビ番組を答えなさい」という問いに、多くの学生は当時人気番組だった「テレビ探偵団」と答えていたが、その中で「太陽にほえろ!」と答えた学生だけが次の試験に臨むことができた。
- 内定辞退の報復
就職活動中の学生が複数の企業の内定を受けて、その中の一社に断りの挨拶に出向いた。相手企業の担当者は「まあ今までこちらも世話になったから最後に食事でもおごろう」とレストランに誘い、丼ものを注文する。やがて注文された品が配膳されると、担当者はやおら丼を持ち上げ、学生の頭から浴びせかけて退散した。就職活動が学生の「売り市場」だったバブル期によく語られたもので、この企業はなぜか野村證券とされる場合が多かった。この後、「クリーニング代だ」と言って5000円(あるいは一万円)を置いていくという物もある。
- 就職活動中の学生が複数の企業の内定を受けて、その中の一社に断りの挨拶に出向いた。相手企業の担当者は、「そんな事を言わずに、是非とも入社をお願いしますよ」と翻意を懇願する。担当者の熱意に負けた学生が、内定辞退を撤回し入社する旨伝えた。担当者は学生の気が変わらないうちにと、その場で学生が内定を受けた企業全てに、内定辞退の電話をさせた。やがて、学生が全ての会社に電話を終えると、担当者は先ほどと打って変わり、「うちの会社をナメルナヨ!!」と罵声を浴びせ、学生に内定取消しを申し渡す。この企業も、なぜか野村證券とされる場合が多かった。
- 南海コンドルズ
- プロ野球の南海ホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)のニックネームにまつわるジョーク。1947年6月に近畿グレートリングから改称するにあたって、親会社が電鉄会社であることから「飛ぶように速い」というイメージで鳥の名前ということがまず決まり、コンドルズが有力候補だったのだが、当時の球団代表が見事な禿頭で「ハゲタカはいけない」ともうひとつの「ホークス」に決まった、というもの。言いだしっぺとされているのは時の監督鶴岡一人で、のちのちまで折に触れて繰り返し、最後には自伝(「御堂筋の凱歌」)の中にまで記してしまった。
- コンドルズが有力だったのは、電車だけに客がよく乗っている(=混んどる)方がいいから、とつく場合もある。
- その前身のグレートリングだが、当時のアメリカの俗語で「しまりのいい女性器」という意味があったのでチーム名を変更した。
- 国鉄コンドルズ
- 南海の話に近いジョーク。現在の東京ヤクルトスワローズの前身である国鉄スワローズは、当初「国鉄コンドルズ」とする予定であったのが、「混んどる」ではいけないということで「座ろうず」にするため「国鉄スワローズ」になったという説。「スワローズ」は「ツバメ」の意味であり、当時の国鉄の代表特急列車「つばめ」号に因んだものなので、明らかな誤りである。後にトリビアの泉のコーナー「ガセビアの沼」にも登場した。
- 『連想ゲーム』の電動こけし事件
- NHKのかつての人気クイズ番組『連想ゲーム』において、女性チームのキャプテンが出した「電動」というヒントに対し、これに回答者のある女優が「こけし」と即答したというもの。この際のキャプテンや回答者の女優の組み合わせについても複数の名前が挙がっている。
意図的なジョークが都市伝説化したもの
- 2ちゃんねるの鮫島事件
- 鮫島と言う人物が過去に起こしたとされる事件を周知の事として、もっともらしくほのめかすと言う物。当時も今も最初からジョークとして扱われ、周りのネットワーカーが事件の存在を本気で信じてるように振舞い、面白おかしく書き込んで楽しんだ。前述したように普通の都市伝説とは違う。
- 痛みの基準はハナゲ
- 「鼻毛を抜いた時の痛みから、痛みをあらわす統一単位HANAGEが制定された」という内容の、チェーンメールによって広まったジョーク。都市伝説扱いで紹介されることもある。(コレをきっかけにBSフジ「宝島の地図」で「かっこよさ」「はかなさ」等の単位を集めた新しい単位と言うコーナーが誕生。総集編として出版された書籍は30万部を越える。)
- 東京都庁は有事にはロボットに変身して日本を守る。
- 現在、世界のどの国でも技術的に不可能である。東京タワーと通天閣が合体しロボットになるというパターンもある。トニーたけざきの漫画『岸和田博士の科学的愛情』に描かれた話が元ネタになっていると推定されている。行け!稲中卓球部にも同様のネタが掲載されている。
- バレンタインデーの起源はバレンタイン少佐の名に由来する
- 太平洋戦争終結後間もない1946年2月14日、GHQに赴任していた米国陸軍のバレンタイン少佐が東京で日本人の子供たちにチョコレートを配ったのがバレンタインデーの起源になったとする説。ゆうきまさみの漫画作品『究極超人あ~る』にギャグとして書かれた内容が元になっているらしい。これは、もちろん事実ではなく、バレンタインデーは古代ローマ時代の殉教者聖ヴァレンティヌス(英語形だとバレンタイン)にちなんでいるものであり、「バレンタイン」という名前そのものがこの聖ヴァレンティヌスから取られているものである。
漫画・アニメ・ゲームなど
漫画・アニメ・ゲームなどは、改変されたストーリーや、個人的な裏設定などが流布することがある。一定程度広がった情報は、原作にあったものと信じられることがある。
なお、公共放送やWEBなどで、改変したストーリーなどを流布させた場合、著作権侵害にあたる可能性が強いので注意が必要である。
ネタばれを含むものが多いので注意。
- 「サザエさん」の最終回、「ドラえもん」の最終回
- 長期連載漫画にはつきものと言える都市伝説。口コミの他、同人誌でのパロディやネット上での創作が、真の最終回と誤解されて広まった物もある。ドラえもんはコロコロコミックで一度最終回(『さようならドラえもん』)が掲載されたが、その後連載を再開し、都市伝説として広まった話に対しては原作者自らが否定している。どちらも作品未完のまま原作者が亡くなっているので、原作者自らの手による作品終了を意図した「最終回」は存在しない。
- 「ドラゴンボールAF」というドラゴンボールシリーズの続編がある
- ドラゴンボールは漫画では単行本42巻、アニメではドラゴンボールGTまでであるが、その続編としてドラゴンボールAFという話があるとする説。日本ではあまり知られていないが、アメリカ合衆国など日本以外の国では鳥山明の監修を経ていない、ファンによる同人的作品が横行しており、非公式作品として、この題名の物は実在する。
- 「ファイナルファンタジーV」のモアイ像の謎
- 最終面に2大ラスボスである『オメガ』と『神竜』を倒しそれぞれ『オメガの勲章』と『竜の紋章』を手に入れ、暗黒魔導師を捕まえて地上世界にある『蜃気楼の町』の近くの海中にあるモアイ像に触れると『モアイ』と戦うこととなり戦いに勝利するとモアイの口が開きその中に侍の町が在り最強防具である『源氏シリーズ』と各種の最強武器が売ってあると言う噂が全国に広がった。その理由は必勝本に『源氏シリーズ』は「ストーリー上の通常の世界には製造されていない」と書かれているのがきっかけだと思う。
- 「ファイナルファンタジーVII」でエアリスが復活する
- 主要キャラの一人であるエアリスという少女が物語の途中で死んでしまい、主人公クラウドの手によって遺体を「忘らるる都」の湖の中に沈めるシーンがあるが、何処かにある「水中呼吸」のマテリアを手に入れることにより、エアリスが生き返るという話。だが、残念ながらゲーム上エアリスが復活するという事実は無い。愛すべきキャラであったことからエアリスの生存を願うプレイヤーの思いが生んだものと思われる。
- データ改造コードを用いれば、エアリス(更にはセフィロス)を再びパーティーに加える事が可能。あくまでパーティー編成の改造に限定されているので、当然ながらストーリーには一切影響無し。のちに、ゲーム中にディスクを入れ替える方法で、ゲームを改造せずにエアリスを最終ダンジョンまで連れて行ける裏技が発見されているが、これは本来彼女が外れるイベントを飛ばすことによって当該状況を発生させるものであり、復活するタイプのものではない(「復活イベントの存在」と共にささやかれていた「殺されること自体の回避」に近いが、本来殺されるシーン自体は通過する)。
- 「ポケットモンスター」の無限増殖
- ポケモンの通信交換中に通信ケーブルを抜くことにより送った側と送られた側の両方に同じポケモンが存在するという現象。金・銀バージョンからはポケモン自体に道具を持たせられることにより道具も量産することができるためカセット1つに1つだけのマスターボールを大量に所持できるようになった。他に通常では入手不可能な”ミュウ”を入手できるという裏技も出回ったが、ほとんどがデータが破壊され出来たとしてもその後の使用に支障をきたすため裏技とは呼べない。
- スーパーファミコン版「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」で9ターン以内にエスタークを倒すと仲間になる
- モンスターを仲間にできるのがドラゴンクエストVの特徴の一つであるが、そんな中エスタークを仲間にできるという噂が流れた。あっという間に全国に広がり、エスタークを9ターン以内に倒すために挑戦する猛者達も現れたが、残念ながら仲間になるという事実は無い。しかしこの噂はエニックス(現スクウェア・エニックス)の開発部にも届き「しまった、そういう風にしとけばよかった」と言わしめた。実際、プレイステーション2でリメイクされたドラゴンクエストVでは、この都市伝説が大幅に取り入れられることになった。
- 裏技でプリクラが2枚出てくる
- プリクラ機の撮影時にある行為をするとプリクラが二枚出てくる。方法は様々言われているが、一番よく言われるが「代金を入れるときに10円玉を一緒に入れると二枚出てくる」というもの。だが、プリクラの小銭投入口は100円玉専用で10円は100円より大きいので入らないし、二枚重ねて投入することも現存の機種では不可能(無理に投入すれば、コインが詰まる)。ほかには「撮り終わってプリントウアウトしている時にプリントアウト口の奥まで手を入れると棒がぶら下がっているのでそれを引っ張ると二枚出る」というもの。しかしプリントアウト口に手を突っ込んでもそんなものは無いし、危険で場合によっては高価な筐体を破損しかねない。二枚で出て来て欲しいという願望が、こうしたら二枚出るのではと想像させ、いつからかそれが本当にできると誤解された。
- スーパーマリオブラザーズのワールド9(アンダーカバー)
- ファミコンのゲームソフトテニスとスーパーマリオブラザーズを使った裏技で、子供達の噂だと思われていたが、テレビ番組「USO!?ジャパン」で実際にできる事が公表された。ラスボスがピーチ姫になったり、クッパが大量に出てきたりなど、通常のプレイでは発生し得ない現象が多発する。詳しくはスーパーマリオブラザーズ#ワールド9騒動を参照のこと。
- スパルタンXでシルビアが襲ってくる
- スパルタンX(アーケード版)で24周すると拉致されているヒロインのシルビアが襲ってくるというもの。ファミコンロッキーの漫画で描かれていたために広まった噂だが、実際は24周目を迎えてもシルビアが襲ってくるという事実は無い。
- 「ゼビウス」のバキュラは破壊できる
- ゼビウスで、破壊不能とされる板状の回転する敵「バキュラ」は、弾(ザッパー)を256発撃ち込むと破壊できる、というもの。各敵キャラの設定値を解析したハッカーが、その最上位ビットが1になっているのを見て「そうかバキュラは256発当てれば破壊できるのか!」と騒いだのが発端。実はこのビットは「破壊できない」ことを意味するフラグであり、やはり「破壊不能」が正解。開発者も自らこの都市伝説を否定するコメントを出した。
参考文献
- ジャン・ハロルド・ブルンヴァン (日本語版は全て新宿書房より刊行)
- 『消えるヒッチハイカー―都市の想像力のアメリカ』 ISBN 4880081167 ISBN 4880082392
- 『ドーベルマンに何があったの?―アメリカの「新しい」都市伝説』 ISBN 4880082406
- 『チョーキング・ドーベルマン』 ISBN 4880081280 の改題新装版
- 『メキシコから来たペット―アメリカの「都市伝説」コレクション』 ISBN 4880081477
- 『くそっ!なんてこった 「エイズの世界へようこそ」はアメリカから来た都市伝説』 ISBN 4880081698
- 『赤ちゃん列車が行く』 ISBN 4880082414
- 白水社の本
- 『悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説』 ロルフ・ヴィルヘルムブレードニヒ (編集)、Rolf Wilhelm Brednich (原著), 池田香代子、鈴木仁子 (翻訳)、白水社
- 『ジャンボジェットのネズミ―ヨーロッパの現代伝説』同上。
- 『ピアスの白い糸 日本の現代伝説』、池田香代子、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1994年、白水社
- 『魔女の伝言板 日本の現代伝説』、近藤雅樹、池田香代子、高津美保子、常光徹、三原幸久、渡辺節子〔編〕、1995年、白水社
- 『走るおばあさん 日本の現代伝説』、池田香代子、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1996年、白水社。
- 『幸福のEメール 日本の現代伝説』、岩倉千春、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1999年、白水社。
- エドガール・モラン
- 『オルレアンの噂:女性誘拐の噂とその神話作用』(1980年、杉山光信訳、みすず書房)
- 木原浩勝・市ヶ谷ハジメ・岡島正晃
- 『都市の穴 The hole of the city』 ISBN 4575292796(2001年、双葉社)
- 宇佐和通
- 『あなたの隣の「怖い噂」-都市伝説にはワケがある』 ISBN 4054017525(2002年、学研)
- 『続あなたの隣の「怖い噂」-都市伝説は進化する』(2004年、学研)]
- 『THE 都市伝説 THE URBAN LEGEND』 ISBN 4775303449(2004年、新紀元社)
- 松山ひろし
- 『3本足のリカちゃん人形 -真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574109(2003年、イースト・プレス)
- 『壁女 -真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574575(2004年、イースト・プレス)
- 別冊宝島(JICC出版局/宝島社)
- 別冊宝島92『うわさの本』(1989年、JICC出版局)
- 別冊宝島233『陰謀がいっぱい!』(1995年、宝島社)
- 一柳廣孝・編著
- 『「学校の怪談」はささやく』(青弓社・2005年)
- 史都玲沙・服部あゆみ
- 『怖い話をしよう』1巻-10巻(英国犯罪博物館・1999年-2004年・同人誌)
外部リンク
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