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適応 (てきおう)

  1. 生物学生態学において適応しているとは、生物種がある環境のもとで生殖や生存のために有利な形質を持っていることを言う。これは進化を経て環境に即した形質を獲得した結果であるとされている。能動的な表現であるが、あくまで結果であることに注意されたい(生物種が主体的に「適応しようとする」訳ではない)。
     
  2. 医療分野においては、治療や検査など医療行為の正当性、妥当性を意味する。いかなる場合でも施行する妥当性があることは絶対的適応、状況によっては妥当な場合は相対的適応と表現する。

生物学における適応


具体的に、適応とは何か、とあらためて言うのは難しいけれど、たとえば、生物はたくさんの種類があって、それらはいくつかずつを、まとめて仲間を作れる。要するに分類が出来る。その、同じ仲間に含まれる種で、形や行動のはっきり違うところがあって、しかもそれが、その生物の暮らす環境の中で、その生物が生活するのに役に立っているとき、それを適応していると言う。

生物学の分野では、適応という概念の発見はある意味で進化論の発見であるといえる。生物が個々の環境に巧く対応できる事と、それらの基本構成が実は共通である事を結びつけたところから進化論は始まる。具体的には、たとえば哺乳類の前足は、外見は異なっても、骨格を見れば基本的に共通の構成を持ち、指先での変化がある場合があるにせよ、基本構成の共通性は確認できる。現在ではこのことを説明する方法として、もとは同じで、使い方によって次第に変わっていったとする説と、がごく少数の基本構成を巧く利用して様々な形を作ったと考えるキリスト教に沿った説(デザイン論)がある。 神を否定するならば、前者にたどり着かざるを得ない。

生物学 | 医療

 

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