近親婚(きんしんこん)は、近い血縁関係にある者同士が婚姻関係を結ぶこと。またはそのような婚姻である。婚姻を伴わない近親相姦との相違に注意。
古代エジプトなどにおいては、近親婚が容認されたり、むしろ奨励されたりしていたケースもある。権力者が長い世代にまたがって同じ一族による主権を維持すると、血統の純潔性を保とうとする意味から近親婚が多くなる。
ヨーロッパの多くの国では王族の結婚による領地拡大政策を行った結果として近親婚が増え、血友病など遺伝性の病気が王族の一部に見られることもある。日本においても、奈良時代以前の皇族・貴族は異母兄弟姉妹間の結婚を常としており、皇族女性でなければ皇后とはなり得なかった。古代エジプトにおいては王族内部の近親婚はむしろ常態であり、これらは血統の高貴さを維持するための慣習であったと一般に解されている。
平安以降に続けられた皇室と藤原家との婚姻も、同姓間ならぬ近親婚の累積である。
日本における禁止される近親婚は以下の通り。
この他にも特別養子と実方との親族関係が終了した場合にも、婚姻における近親婚制限が適用される。
婚姻後の認知によって、近親婚状態が生ずる場合がある。この場合は婚姻取り消しの対象になる。
しかし、近親者間の性交自体は法律上禁止されておらず、また近親者間の事実婚認定も阻害されない。