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資本(しほん)には、次の3つの意味がある。

  1. 経済学における資本。
  2. 企業活動における資本。
  3. 会計における資本。

経済学における資本


マルクス経済学

マルクス経済学では、資本を「自己増殖する価値の運動体」と定義する。 そして、資本を大きく分けて、二つに類型付けする。 この違いは、ある生産部面における生産過程において、価値が変るか、変らないかによって規定される。
労働力生産過程において、剰余価値を生み出すために、価値は可変であるとする。
  • 第二に不変資本であり、これは工場、原材料費、機械などである。
これらのものの生産に投じられた労働は、生産過程に入るその時点ではすでに、終了しておりしたがって、「死んだ労働」であるので、新たな価値を生み出さない。したがって価値は不変とされる。

近代経済学

資本 (しほん, Capital) とは、生産活動を行う元手になるもののこと。

資本の蓄積によって、生産活動の拡大を図ることができる。 資本は多くの場合、次の3つに分けられる。

  • 金融資本:お金や株式など
  • 物的資本:土地や設備など
  • ヒューマンキャピタル(人的資本):教育程度や健康状態など

法学における資本


広義

広義における資本(しほん)とは企業の有する純資産の意。 なお、上記の意味における資本を「株主資本」もしくは「自己資本」、負債を「他人資本」、これら自己資本と他人資本の合計を「総資本」と称することもある。

会社法における資本

会社法における資本とは、会社財産維持の基準となる一定の数額をいう。資本金資本の額とも。転じて、何か事を行う場合の元手についても資本金といわれる

間接有限責任が採られる物的会社では、会社債務の引き当てとなるものが会社財産のみであることから、一定の財産が会社に現実に出資され、確保され、維持されることが必要である。この目的のために、規定されたのが「資本」という制度である。これに関連して、資本充実・維持の原則、資本不変の原則、資本確定の原則といった各種の法原則が認められている。

株式会社では、原則として発行済株式の発行価額の総額、有限会社では出資の総額が資本となる。

資本充実の原則
会社は資本に相当する現実の財産を保持すべきであるとする原則をいう。資本維持の原則とも同列視される。なお、狭義には、資本充実の原則は会社への払込の確保(現物出資時における検査役の選任等)を指し、資本維持の原則は会社財産の流出の制限(配当制限・自己株式取得の財源規制等)を指す。

資本不変の原則
資本額を厳格な資本減少手続によらずに減少させることを禁止する原則をいう。

資本確定の原則
会社の設立又は資本の増加につき、定款所定の資本額に相当する株式又は出資の引受けがなされ、そのことで資本拠出者が確定することを要求する原則のこと。

会計上の資本


資本とは、一般的には企業経営における元手(もとで)を意味するものであるが、会計上の資本とは、企業の総資産額から総負債額(借入資本金は含まない)を差し引いた残額、すなわち、後日企業外部に支払うべき額(負債の額)を差し引いた企業自身に帰属する財産の額をさす。
貸借対照表の資本の部に計上されるもので、次の3つに区分される。

関連項目


経済学 | 会計 | 資源 | 商法

Kapital | Capital (economics) | Capital (economía) | Pääoma | Capital | הון | Kapitaal (economie) | Kapitał | Капитал | Kapital | Kapital | 资本

 

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