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肝炎 (かんえん) とは、なんらかの原因で肝臓に炎症が起こり発熱黄疸、全身倦怠感などの症状を来たす疾患の総称である。肝炎の原因は様々であり、ウイルスアルコール、薬物、自己免疫性などがあげられる。

日本では肝炎ウイルスによる肝炎が80%をしめる。特に日本ではA、B、C型が多い。

肝炎ウイルスによる肝炎発症の機序は、ウイルス自体が肝細胞を破壊するために起こるのではなく、肝細胞内で増殖しているウイルスに対する生体の免疫反応によって、ウイルスだけではなく肝細胞も一緒に障害を受けてしまうことによる。

診断


発熱や倦怠感を主訴とする患者血液検査ASTALTの上昇を示した場合に疑われる。 肝炎は複数の疾患概念の総称であり、ウイルス性、アルコール性、薬剤性などの鑑別を進めて診断する。

原因による分類


病態による分類


急性肝炎

肝の急性の炎症。多くは一過性であるが、一部は慢性肝炎や劇症肝炎へ移行する。

劇症肝炎

発症後8週間以内に高度の肝機能異常、肝性昏睡II度以上を来たし、プロトロンビン時間が40%以下であるものを指す(第12回犬山シンポジウム 1981年)。

急性型: 発症してから脳症出現までの期間が10日以内
亜急性型: 発症してから脳症出現までの期間が11日以降

亜急性型のほうが急性型と比較して予後が悪い。

LOHF (Late Onset Hepatic Failure)

発症後8週以降、6ヵ月未満に肝性昏睡II度以上、プロトロンビン時間40%以下を示すものを指す。

劇症肝炎亜急性型と同様に予後は悪い。

慢性肝炎

慢性肝炎とは、臨床的には6ヶ月以上の肝機能検査の異常とウィルス感染が持続している病態を指す。 組織学的には、門脈域にリンパ球を主体とした細胞湿潤と繊維化を認め、肝実質内には種種の程度の肝細胞の変性・壊死所見を認める。

肝硬変肝細胞癌へと進行する恐れがある。

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