結晶 (けっしょう, Crystal) とは原子の配列が空間的に繰り返しパターンを持つような物質である。より厳密に言えば離散的な空間並進対称性をもつ理想的な物質のことである。現実の物質の大きさは有限であるため、そのような理想的な物質は厳密には存在し得ないが、物質を構成する繰り返し要素(単位胞)の数が十分大きければ(アボガドロ定数個程度になれば)結晶と見なせる。数学的な高次元結晶の空間への射影として記述される準結晶もある。
結晶において、それを形成する結合は一種類だけとは限らず、複数の結合が混在(共有性とイオン性両方を示す場合はよくある)している場合がある。例として2001年に39Kの超伝導を示し有名になった MgB2(二ホウ化マグネシウム)がある。MgB2 は金属(金属間化合物)でありながら、原子間の結合が主に共有結合による部分(B 層の B 原子間)と主にイオン結合による部分(Mg 層と B 層の間)からなる(電子状態は金属なので、金属結合的な部分もある)。
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