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Ginkakuji01.jpg)]] 生垣(いけがき)とは、生きた植物によってつくられた垣根。樹木を列植して、刈り込んで形を整えたものが多い。

特徴と効用


他の垣根に比べると物理的な強さが劣り、維持管理に手間がかかるが、造成時の経費が少なく、永続性があり、災害時の危険性が少ない。さらに重要なことは、生きた植物のもつ特性、すなわち生命感をもつ色彩の美しさ、変化性、柔軟性、適応性、総合性などから観賞用、装飾用としてもすぐれた特徴をもつ。またその効用には、境界を区別する、外部からの侵入を防止する、内部を遮蔽する、防風・防火など災害を防止する、自然感を強め景観をよくする、植物の活動による微気象の調節、酸素生成、植物体の有害成分・塵埃の吸収・吸着などによる大気浄化、適度の通風など環境保全・改善の働きが大きいなどがある。以上のように、生垣は人間生活とその環境を考えると好ましい面を多くもつ。

種類


生垣には次のような種類がある。
  1. 刈込みの有無 - 無刈込生垣、刈込生垣
  2. 生垣の高さ - 高垣(3メートル以上)、低垣(1メートル以下)、普通垣(その中間)
  3. 生垣の構成 - 1段垣、2段垣、多段垣
  4. 使用植物の種類 - 単植垣(サワラ生垣、バラ生垣などと称する)、混植垣(混ぜ垣ともいう)
  5. 仕立て方 - 総刈生垣(全体を一様に刈り込み連続的に仕立て、さらに断面の形から方形生垣、梯形生垣、円頂生垣などに分ける)、玉刈生垣(植物それぞれが丸く刈り込まれて両側で接する)、波状生垣(その中間形)
  6. 使用植物の性状、使用目的 - 花垣、果樹垣、蔓垣、竹垣、笹垣、履垣、土坡垣

生垣用植物


使用する植物の多くは樹木である。これは幹が堅固で自立性が強く、また永続性があることによる。 生垣樹としての適合性は次のとおりである。
  1. 原則として周年葉をもつ常緑樹が望ましい。
  2. 枝葉が密生し、下枝の枯れ上がりが少なく、葉の形状が美しい。
  3. 性質強健、生長力盛んで、密植に耐える。
  4. 環境に対する適応性が大きい。
  5. 挿木や播種により苗木が大量に生産できる。
  6. 移植しやすく、よく活着する。
  7. 刈り込んでも萌芽力が大きく、萌芽が早い。
  8. 病虫害が少なく、栽培管理しやすい。
  9. 人畜無害である。

造成、管理


生垣の造成で問題になるのは、建物などの関係で日照不足になる場合であるが、日陰によく耐える樹種を選ぶことが重要である。造成に際しては、一般には竹垣をつくり、それに沿って生垣樹を植え込む。 生垣の管理は刈込みが中心であり、通常年2回(梅雨季と晩秋)以上行う。このために植物は消耗が激しくなり、抵抗力も弱まるので、施肥が必要となり、病虫害の防除、支柱立てなども行う必要が生ずる。

日本の特色ある生垣は京都に多い。桂垣と称されるハチクを折り曲げて編んだ桂離宮の竹垣や修学院離宮上の茶屋の外縁の大刈込といわれる混植生垣などである。また、強風地帯にはしばしば防風のための高垣がつくられる。関東地方の農村にはシラカシの高垣があり、島根県出雲地方(特に斐川町)の築地松といわれるクロマツの高垣はその地方独特の景観をつくっている。また、イギリスヘッジローのように、農地と農地、農地と共有地、村と村の境界をかたちづくり、地域の自然保存の役割も果たす大きな生垣もある。

造園

Hæk (beplantning) | Hecke | Hedge (gardening) | Heĝo | Haie | Heg

 

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