点火プラグ(てんかプラグ、Spark plug、スパークプラグ)とは、エンジンの中において、電気放電によって燃焼のきっかけを作る点火装置の一部のこと。略称は「プラグ」。
作動の概要
自動車や
二輪車用
レシプロエンジンに使われているものは、基本的に1シリンダーに1本の点火プラグがあり、高圧縮された混合気内で、イグニッションコイルにより昇圧された高電圧電流を電極間で火花放電させて、混合気に点火する。
失火(ミスファイア)
点火の際には燃焼作用によって煤(カーボン)が発生するが、これが電極間に付着するとカーボンを伝って電気がリークしてしまい、火花を作れなくなる。これが俗に言う「かぶる」状態である。プラグには自身が高温になることで電極に付着するカーボンを焼ききる自浄作用が求められるが、反面、温度が高すぎると早期着火(プレイグニション)による不正燃焼やプラグ自身の焼損を招く。
また、未燃焼ガソリンなどの燃料が電極に付きリークしてしまう事を「プラグが濡れる」と言う。
放電出来ない状態から「かぶる」と言われがちで有るが実際は全く異なった状態である。
熱価
「失火」を防ぐためには、自浄作用に十分かつ、焼損を招かない範囲にプラグ自身の熱を保持し、または放熱する必要があり、その特性を「熱価」として表す。冷却性能の高いものをコールドタイプ、その反対がホットタイプであり、前者を「熱価が高い」、後者を「熱価が低い」というがその基準は曖昧である。通常はメーカー毎に異なる熱価表に表示される数値や記号で熱価を指定する。
プラグの種類
プラグのネジ径によって規格があるほか、ショートリーチ・ロングリーチの区分があり、電極の形状・材質にもいくつかの種類がある。
リーチ
電極の形状
電極の材質
航空用の場合は安全性向上が目的だが、自動車・二輪車でも燃焼効率を上げる目的などで同様の形態をとるものがある。
メーカー
日本ではNGK(
日本特殊陶業)と
デンソーが有名である。ほかに
米国のチャンピオンなどがある。
関連項目
エンジン
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