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火星人(かせいじん)

  1. 19世紀の天文学火星に存在すると推定されていた知的生命体。本項で記述。

  1. 火星のテラフォーミング、もしくは人類が生活できる基地などの環境の構築後において、火星にて生まれた人類のこと。火星にて受精段階から妊娠した場合、火星の重力が地球よりも小さいため、それにあわせた骨格になり、火星でしか生活できなくなる。月にて生まれた場合も同じようなこととなり、月面人はルナリアンなどとよばれる。SF作品などでは、地球生まれの人類が差別的な呼び方で使用することが多い。
  2. NHKの連続人形劇プリンプリン物語に登場するキャラクターの一人。主人公プリンプリンの補佐役。耳が動き、予感ができるのが特徴。声の出演(CV)は堀絢子
  3. 六星占術の運命星の一種。奇人変人。


火星人とは、1877年の火星大接近の際、イタリア王国のミラノの天文台長である天文学者 ジョヴァンニ・スキアパレッリ (Giovanni Virginio Schiaparelli) が、火星を口径22cm屈折望遠鏡で観測しているときに、火星全体の表面に線状模様があることを発見した。(なお線状模様についてはこれ以前にも複数の観測者によってみいだされている)それを 発表の際Canaliイタリア語で「溝・水路」の意)と記述したものを、英語に翻訳された際Canal (英語で「運河」の意)と誤訳され、「それは運河である」という説になった。 この根拠として当時挙げられていたものとして、
  • 模様が直線や円などのなす幾何学模様で、とても自然に造られたようには見えないこと
などがあった。

また、運河があるのならそれを作ったものがいなければならないということで、火星人が存在するに違いないという説が広まり始めた。また、運河は火星全体を覆うように縦横に張り巡らされており、これほど大規模な施設を建造できるなら、火星人は地球人よりはるかに進んだ文明を持っている、という説も出された。

火星人が存在するという説を強く支持した人々のうちの1人が、アメリカ合衆国の天文学者パーシヴァル・ローウェル (Percival Lowell) で、火星および火星人の研究に大いに貢献した。彼は実業界の出身で、火星観測のため私財を投じて、ローウェル天文台をアリゾナに建設した。

20世紀後半には多くの火星探査機が火星を直接観測し、また地上からも大口径の望遠鏡による観測が可能となり線状模様に見えたものはより微細な状態として観測され、運河も発見されておらず、また惑星形成理論に照らし、火星人の存在は天文学では証明されてはいない。

フィクションの火星人


イギリスSF作家H・G・ウェルズ1897年に小説「宇宙戦争」を発表し、そこに登場したタコのような火星人のイメージが世間に定着した。

関連項目


火星 | SF | 架空の異星人

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