洗濯機(せんたくき、せんたっき)は、洗濯を半自動または全自動で行ってくれる機械。洗濯槽の回転を手動で行う手動式洗濯機も存在する。
家事労働の省力化に貢献し、日本の近代化を支えてきた機械の一つである。
電気式洗濯機は1907年、アメリカで発明され、国産第一号は1930年に東芝から販売された。その後、1953年に三洋電機から現在の洗濯機の原点とも言える噴流式洗濯機が低価格で発売され、一気に普及した。
現在、白物家電と呼ばれている家電製品の代表格である。
洗濯機はテレビ受像機、エア・コンディショナー、冷蔵庫とともに2001年より家電リサイクル法の対象となり、廃棄する場合には、適切な処理が義務付けられ、粗大ゴミとして処分できなくなった。
種類
一槽式
脱水槽がない洗濯機。初期(
1960年代まで)に利用されていたもの。脱水部分は手で絞るか、洗濯機傍についていたローラで絞る。
二槽式洗濯機
「洗い」と「すすぎ」を行なう槽と「脱水」を行なう槽が分離している。それぞれの作業工程のみを行ない、作業工程間を手動で行なう。
1970年代~
1980年代までの主流。現在では少数派であるが、洗濯・すすぎと脱水を同時並行で行えるため時間あたりに洗える量は全自動洗濯機に比べて多く、構造的にも単純で丈夫なため、理容店などでの業務用として根強い需要がある。
自動二槽式洗濯機
外見は二槽式洗濯だが、「洗い」と「すすぎ」を行なう槽で「洗い」から「すすぎ」までの作業行程を自動進行ができる。機種によっては「脱水」を行なう槽で「すすぎ」から「脱水」までの作業行程を自動進行ができる場合もある。現在国内メーカーでは日立しか製造してない。
全自動洗濯機
「洗い」、「すすぎ」、「脱水」をすべて1つの槽で行なうもの。注水から最後の脱水までをすべて自動で行なう。1960年代後半頃から存在していたらしいが、使用する水の量が多くなる問題があり、
1980年代以降改良が重ねられ、現在までの主流となっている。
乾燥機付き洗濯機
全自動洗濯機にさらに乾燥機能がついたもの。槽は横を向いたドラム型が多い。「洗い」「すすぎ」「脱水」「乾燥」まで1つの槽で全自動で行うことが可能。しかし、実際には洗濯できる量より乾燥できる量が少ないため、脱水完了時に洗濯物を出す必要がある。もし、乾燥可能な量の洗濯物であっても全自動で乾燥させると衣類がクチャクチャのまま乾燥されたり、乾燥ムラがおきるなどの問題が発生することもある。このため、加熱をせず、送風のみで簡易乾燥を行い、ある程度水分を飛ばしてから自分で干すといった使い方をすることもできる。
なお、乾燥機能は、室温が低すぎるといった場合性能が発揮できず完全に乾燥できない場合がある。そういった場合は暖房して室温を調整すればよい。
基本的には、熱に耐える素材で仕上がりがしわになっても支障ないものであれば洗濯から乾燥まで全自動でよい。前述のとおり乾燥も配慮した量の範囲で洗濯するようにする。
構造
かくはん式
槽と同じ程度の高さのある大型の羽根をゆっくり反転させて水流を発生させる方式で、初期~
1950年代まで利用されていたもの。構造的に大型となるため日本では業務用の一部に限られるが、アメリカでは現在も主流。
パルセータ型
槽の底部(初期には槽の側面)に小型の羽根を持ち、高速回転させて水流を発生させる方式。
1960年代以後、現在まで長年の主流方式。
ドラム型
槽は横を向いており、洗剤液の中で、洗濯物を入れたドラムごと回転させる。
クリーニング店の洗濯機ではこの方式が良く使われているが、重量が重いために家庭用では乾燥機付き洗濯機に限られる。
技術
注水ポンプ
おもに
風呂の残り湯を使うための
ポンプ。
脱水時の
モータの振動を抑えるため、鉄板と鉄板の間に
プラスチック等を挟んで、振動を抑制するようにした鋼板。
洗濯の制御を行なう
マイコンの動作に使われていたキャッチフレーズ。
槽とモーターを直結し、低騒音化をはかったもの。
関連項目
家電機器 | 洗濯
Pračka | Waschmaschine | Washing machine | Lavadora | Pesukone | Machine à laver | מכונת כביסה | Mesin cuci | Lavatrice | Skalbimo mašina | Wasmachine | Práčka | Tvättmaskin | 洗衣機