民主進歩党 (民主進步黨、Democratic Progressive Party, DPP)は、中華民国(台湾)の政党。略称は民進党で、泛緑連盟に属する。
民国75年(1986年)9月28日結党。年末の選挙に向け、台北市の圓山大飯店で行われていた「党外後援会公認候補推薦大会」の席上、突如結党が宣言されたことをその嚆矢とする。結党当時は非合法とされたが(当時現地では中国国民党の一党独裁および戒厳令の状態だったため。ただし結党宣言に対し、蒋経国は「民進党の結成は不法だが処罰はしない」とする方針を打ち出し、黙認する姿勢を取った)、民国78年(1989年)に合法化された。
党綱領に台湾独立を掲げる(このため、党綱領は通称「台湾独立綱領」と呼ばれている)。ただし、1995年5月に、2000年の総統選挙をにらんで独立色を薄めた「台湾前途決議文」を党大会で採択し、また政権党となってからは世論を踏まえてより現状維持的な色彩を強めるなど、その路線には若干の変化がうかがえる。党内派閥が多いことでも知られており、中国との対話の必要性を説く穏健派、即時独立を唱える急進派との間に亀裂がある。現主席は游錫堃(前総統府秘書長)。
台湾独立派よりの主張を掲げる台湾団結連盟とは友好的な関係にある。
民進党は、元来、党外勢力の寄せ集め所帯的な性格が強く(各地方に散らばっていた党外活動家を「党名のない党」の理念のもとに結集させたのがルーツ)、各人の立場や思想的な傾向は一枚岩ではない。1986年9月28日の結党時点でも、穏健派の「泛美麗島系」、急進独立派の「新潮流系」及び中間勢力の3大勢力が既に存在していた。
1990年代になると、反体制活動家の「ブラックリスト」の廃止(1992年)に伴い海外の台独連盟の主要勢力が順次帰国し、それら活動家が民進党に合流した、中間勢力の中から「正義連線」及び「福利国連線」の2派が形成されたなどの動きがあり、従来の3派が5派へと拡大した。さらに1997年に泛美麗島系が「美麗島系」、「新動力系」、「新世紀系」の3派に分裂し、党内主要派閥は7派となった。
その後派閥整理再編の動きが生じており、2005年現在では新潮流系と正義連線、福利国連線とで党内3大派閥を形成している(最大派閥は新潮流系)。
党内各派閥の特徴は以下のとおり(肩書きは2005年時点のもの)。
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