有羊膜類(ゆうようまくるい)とは、脊椎動物のうち、発生の初期段階に胚が羊膜を持つものの総称。古生物学の研究から生まれた概念。
有羊膜類が分岐して、爬虫類や哺乳類が生まれた。単に羊膜類 (Amniota) ともいう。また、鰓を持たないことから無鰓類とも呼ばれる。
しかし、これの存在によって陸上で大型の胚が呼吸することが容易になったのみならず、羊膜腔という陸上で生理的にホメオスタシスのコントロール下に置かれた空間の中で胚が発生することが可能になり、発生プロセスにおいて外界の環境変動から胚を保護することがより容易になった。さらに卵殻の進化によって水分の蒸散が抑えられ、また発生に必要な水分の貯蔵庫として保水性の強い卵アルブミンから成る卵白が進化したことによって、水辺以外にも棲息範囲を広げることが容易になった。
霊長類などでは、羊膜腔の作り方がやや異なっている。羊膜褶を作ることなく、胚盤胞の外胚葉部分に、最初から空所として現れ、その空間が増大して胚を包み込んでいく。
羊膜類の中には卵胎生(ヘビ・トカゲの一部)になったものや、胎生(哺乳類)になったものもある。
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