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敗血症(はいけつしょう、Sepsis)は細菌によって引き起こされたSIRS(systemic inflammatory response syndrome、全身性炎症反応症候群)である。細菌感染症の全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショックDIC多臓器不全などから早晩死に至る。もともとの体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。

傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別される。 逆に敗血症であっても定義上、血液中から菌が検出される必要はなく、あくまでSIRSつまり高サイトカイン血症の状態にある。

症候


全身の炎症を反映して著しい発熱倦怠感が出現する。進行すれば意識障害をきたす。DICを合併すると血栓が生じるために多臓器が障害され、また血小板が消費されて出血傾向となる。起炎菌が大腸菌などのグラム陰性菌であると、菌の産生した内毒素(エンドトキシン)によってエンドトキシンショックが引き起こされる。

原因


肺炎腹膜炎をはじめとした重症細菌感染症の進行した場合にみられる。また、悪性腫瘍化学療法によって免疫力が低下した場合に合併することがある。この場合は、主な感染源は腸内細菌であるといわれる。

治療


感染に対して有効な抗生物質を投与する。ショックに対しては輸液で循環血液量を確保するほか、プラズマフェレーシスによって内毒素の除去が図られる。DICを合併している場合には、感染に対する治療と並行して血小板輸血ヘパリン投与などの対症療法も行うことがある。

腎不全呼吸不全心不全などを合併する恐れがあり、集中的な管理を要する。

関連項目


症候 | 感染症 | 血液疾患

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