投機(とうき)とは、短期的な価格変動の目論見から、利ざやを得ようとする行為。もともと仏教用語であり、師弟の心機が投合することを言う。投機を表す英語Speculationには、思索・推測の意味が含まれている。
貨幣経済が発達する前には穀物や貴金属が投機の対象となっていた。日本では長い間米が経済の基本であったことから、流通量が少なく相場が上昇する飢饉の年には売り惜しみや買い占めを招き、主食たる米の小売価格が高騰するだけではなく、農家は自ら口にする米や種籾すら手元に残らず餓死するケースすらあった。米騒動の主因は売り惜しみによる米価の高騰だった。 食管法により公定価格が定められると、投機の対象は他の商品に移り、米相場は消滅した。
変わったところでは、チューリップ、万年青、小鳥、ウサギ(本来は食用だが投機の対象は観賞用に品種改良されたもの)といった生き物まで投機の対象になったことがある。
一般には、「投機」と言う言葉は投資と対義語のように扱われ、否定的に語られる(特に債券関係の格付けで、元本が返済されないリスクが高い=金利の高いものを「投機的」レベルという)。 しかし投機は投資という行為の一形態であり、市場(マーケット)においては流動性を高める働きや、広義のリスクヘッジの機会を提供するものであるが、時にバブルなどの市場混乱を引き起こす場合もある。
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