フィート(feet:複数形)またはフート(foot:単数形)は、ヤード・ポンド法における長さの単位である。約3分の1メートルに相当し、現在は正確に0.3048メートルと定められている。漢字では呎と書く。
単数形はfoot(フート)であるが、日本語では単数(すなわち1foot)であってもフィートと呼ぶことが多い。本項では「フィート」の語を統一して用いることとする。footは、本来の「足」の意味としては「フット」と書かれるが、長さの単位の名称としては通常は「フート」と書く。
度量衡の標準化の過程で、いくつかの異なる長さの「フィート」が残された。今日最もよく使われているのは、イギリスのフィートである。これは、イギリス、アメリカを始め、多くの国で使われている。その長さは、現在は正確に0.3048メートルと定められており、国際フィートと呼ばれる。これとは別に、アメリカでは測量フィート(U.S. survey foot)も使われている。これは、米国沿岸測地測量局(US Coast and Geodetic Survey)が測量の際に使用していたフィートに由来するもので、正確に1200/3937メートル(国際フィートよりも約610ナノメートルだけ長い)と定義されている。
単位記号はftまたは′(プライム記号)である。例えば30′は30フィートを意味する。プライム記号の代わりに’(アポストロフィ)が用いられることもある。″(ダブルプライム記号)がインチを表すので、5′1″は5フィート1インチの意味となる。
国際フィートは、古代ギリシャ時代にエジプトで使われていたフィートを変更して作られた、ローマ帝国で採用されたより大きなフィートに由来する。
なお、東洋の尺貫法には足の大きさに由来する長さの単位はないが、偶然にもフィートと尺(日本では約0.303メートル、中国では約0.333メートル)はほぼ同じ長さである。そのため、フィートを表すために作られた漢字は「尺」に基づく「呎」であり、中国ではフィートのことを「英尺」と呼んでいる。
しかし、現代のヨーロッパ人男性の足の長さの平均は約9.4インチ(24センチメートル)である。イギリス人男性1000人のうち996人は足の長さが12インチ未満である。一般的な男性の足の長さよりも1フィートが長くなっている理由として最も有力なものは、元となったヘンリー1世の足の長さは裸足で測られたのではなく、靴か何かをはいた状態で測ったものである、というものである。足の長さを使って敷地の長さなどを測るを考えると、この方がむしろ都合が良い。敷地を歩測するときは、裸足ではなく普通は靴などをはいているものである。
平方フィート(へいほうフィート、Square feet)・平方フート(へいほうフート, Square foot)は、ヤード・ポンド法における面積の単位である。1平方フィートは、一辺1フィートの正方形の面積と定義される。
12インチが1フィート、3フィートが1ヤードであることから、1平方フィートは144平方インチ、1平方ヤードは9平方フィートとなる。1フィートが正確に30.48センチメートルであるので、1平方フィートは正確に929.0304平方センチメートルとなる。
1平方フィートは以下に等しい。
立方フィート(りっぽうフィート、Cubic feet)・立方フート(りっぽうフート、Cubic foot)は、ヤード・ポンド法における体積の単位である。1立方フィートは、一辺1フィートの立方体の体積と定義される。
12インチが1フィート、3フィートが1ヤードであることから、1立方フィートは1728立方インチ、1立方ヤードは27立方フィートとなる。1フィートが正確に30.48センチメートルであるので、1立方フィートは正確に28316.846592立方センチメートルとなる。
1立方フィートは以下に等しい。
フィート毎秒(フィートまいびょう)・フート毎秒(フートまいびょう)は、ヤード・ポンド法における速度の単位である。1フィート毎秒は、1秒に1フィートの速度と定義される。
1フィート毎秒は以下に等しい。
Фут | Stopa (jednotka délky) | Fod (længdeenhed) | Fuß (Einheit) | Foot (unit of length) | Futo | Pie (unidad) | Pied (unité) | רגל (יחידת מידה) | Piede (unità di misura) | Voet (lengtemaat) | Stopa angielska | Pé (unidade) | Фут | Čevelj (dolžinska mera) | Fot (måttenhet) | Фут | 英尺