市場(いちば、しじょう)、マーケット(英語:market)、市(いち)は、「市庭」とも表し、定期的に人が集まり商いを行う場所、あるいは、この市場(いちば)における取引機構に類似した社会機構の概念を指す。
主に野菜、果物、魚介類などの生鮮食品や、株式や債券など証券、為替などの取引の場を指すことが多い。証券・為替関係では「しじょう」と読まれる。
日本では四日市市や旧・八日市市(現東近江市)、八日市場市などの名称に昔の名残がみえる。
非合法の物資を扱う市を闇市という。
卸売業者によって、生産者と小売業者の仲立ちをする市場を卸売市場といい、日本では卸売市場法によって規定されている。同法により、都市部には中央卸売市場が置かれ、地方には地方卸売市場または卸売市場が開設できるとされている。
卸売市場で小売業者が仕入れた商品を、一般消費者に販売する小売店の集合体を小売市場と呼ぶこともある。また、地方自治体(あるいは第三セクター)が小売市場を開設することもあり、それを公設市場(準公設市場)と呼ぶことが多い。
例えば、ミカンが余っている者がいて、リンゴと交換したいと考える。このときに、リンゴが余っている者を見つけることができる確率はそれなりに高い。しかし、リンゴが余っている者がミカンを欲しがる確率はかなり低い。このように条件が二重に一致することは困難であるため、貨幣が生まれた。貨幣に置き換えることでリンゴとミカンを取引することが可能となる。
しかし、これだけではまだ解消されない問題がある。リンゴが余っているものからリンゴを買い貨幣を支払う場所と、ミカンを売って貨幣を手に入れる場所が地理的に離れている場合、あらかじめ多くの貨幣を持ったり、移動のコスト・リスクを負わなくてはならなくなる。
このため取引が集中する場所が必要になる。取引は通常、地域内の各所に均等に存在するわけではない。このため、地域内で比較的取引が多いところは販売や購入が容易に出来る場所となる。こうした場所には取引を目的に商品や人が集中するようになり、市場が形成されることになる。
市場が物理的に存在していなくても、それを市場と呼ぶのは、それぞれの交換取引が他の交換取引と関係しているからである。例えば、チョコレートを買う際にある店が安くてそちらに客が行くと、客が来なくなった店は安くしなくては売れない。このように物理的に連携していなくても、経済的に影響し同調する状況は市場と呼べる。
影響しあう範囲を切り分けるので、「日本の自動車市場」とか「中国の大豆市場」と呼ばれる。各国の国民経済の連携が強まっている昨今は「世界市場」や「全球市場(中国語より)」というような使われ方もある。
多くの興味を持つ売り手をひとつの場所に置くことで市場が働いて、それらを予期される買い手に有利に評決しやすくなる。資源を割り付けるために主に買い手と売り手の間の相互作用に依存する経済は、市場経済として知られており、統制経済や贈物に基づく非市場経済とは対照的であるとされる。
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