射撃(しゃげき)は、遠くの的に銃や弓矢を向け、的を打ち抜くこと。狩猟、戦闘、あるいはスポーツとしてこれを行う。今日では特に、実弾を使う銃で行うものを指すことが多い。
スポーツとしての射撃
夏季オリンピックの競技種目の一つであるが、日本では
警察官や
自衛官、
海上保安官、
麻薬取締官、
刑務官、
入国警備官、
入国審査官、
皇宮護衛官、
公安調査官、
米軍基地武装警備員以外の実銃の所持や使用は厳しく制限されている。一般人は
標的射撃、
狩猟、
有害鳥獣駆除の目的に限り、所持資格者に
ライフル銃、
散弾銃、
空気銃、
火縄銃の所持と使用が許可される。例外的に体験射撃を許可された一部の射撃場では、無資格者も
空気銃に限り設置されている貸し銃を使用した実銃射撃が許可されている。
日本での実銃以外のスポーツ射撃では、光線を発射するビームライフルをによるライフル銃に準じた標的射撃競技や、低圧ガスによりプラスチック製の弾丸(BB弾)やペイント弾を発射する玩具銃(エアソフトガン、ペイントガン)による標的射撃競技やサバイバルゲームなどがあり、無資格で楽しめるために愛好者も多い。諸外国のほとんどで若年者も無資格で所持できる空気銃が日本では規制されているため、これらの競技が受け皿となっており競技団体も存在しているが、ビームライフル以外は体育競技種目としては認知されておらず、実銃射撃の競技人口拡大に結びついているとは言いがたい状況である。
遊技場で玩具銃によりコルクの弾を発射し的を撃つ遊びやゲーム機によるものは射的(プリンキング、prinking)であり、スポーツ射撃(shooting)とは区別されている。前述のエアソフトガンやペイントガンも一般的には射的の要素が強く、スポーツ競技と言うよりゲームの意味合いが大きい。
姿勢
- 射撃の姿勢については4種類ある。立ったまま射撃を行う立射(スタンディング Standing)、床に伏せた状態で射撃を行う伏射(プローン Prone)、あぐらをかくように座った状態で行う座射(シッティング Sitting)、片膝を立てた状態で行う膝射(ニーリング Kneeling)である。どの姿勢で射撃を行っても良いとされる。
主な競技
2004年のアテネオリンピックで行われた射撃競技は以下の通り。
- ピストル射撃
- ラピッドファイアー
- フリーピストル
- エアピストル
- スポーツピストル
- ライフル射撃
- クレー射撃
- トラップ
- スキート
- ダブルトラップ
- ランニング・ターゲット
冬季オリンピックでは
バイアスロン (ライフル)が行われる。
日本での銃砲所持
日本では
銃刀法により、一般人の銃砲の所持が厳しく制限されており、所持できるのは
猟銃(ライフル銃、散弾銃)
空気銃(ライフル銃)拳銃(標的射撃目的に限り)'''である。
猟銃や空気銃を所持する場合は
標的射撃、
狩猟、
有害鳥獣駆除を目的とする場合にのみ所持許可申請に対して許可される。
所持許可の要件
猟銃や空気銃の所持許可申請に対し、治安上の問題から
公安委員会は一定の要件を満たすものに対してのみ許可を与える。銃砲を悪用するおそれのあるもの(暴力団関係者、凶悪犯罪等の処分歴があるものなど)や管理能力に問題のあるもの(アルコールや薬物依存者、精神病者、住所不定者など)は所持が許可されない。
年齢による制限は以下の通りである。
- 猟銃は20歳から、空気銃は18歳から所持可能。
- 標的射撃目的に限り日本体育協会の推薦により猟銃は18歳から、空気銃は14歳から所持可能。
- 狩猟免許は20歳以上が要件なので、狩猟目的のみの猟銃や空気銃の所持は20歳から所持可能。
- 狩猟用ライフル銃の所持は散弾銃を継続して10年間所持している実績が必要。
申請しようとする銃は機能上危険がなく、悪用のおそれがないもので銃刀法に定められた構造や長さがある必要がある。変装銃や機関銃のような全自動式銃、消音器は許可されない。
弾倉内に装填できる実包(弾薬)はライフル銃・空気銃は5発以下、散弾銃は3発以下の構造でなければならない。
主な競技用銃
- 空気銃
- エアライフル
- ファインベルクバウ
- M300S(スプリング式)
- M600/M601/M602/M603(ポンプ式)
- C60/C62(圧縮CO2式)
- P70/P700(圧縮空気式)
- アンシュッツ
- 2002(ポンプ式)
- 2002CA/9003/8002(圧縮空気式)
- ワルサー
- LGR/LG210(ポンプ式)
- LG300(圧縮空気式)
- ステイヤー
- テスロ
- エアピストル
- ヘンメリーAP40 (画像)
- モリーニ 162EI (画像)
- 小銃
- M24 競技用ではないが、競技に使用される場合もある。
関連項目
外部リンク
射撃 | 射的競技
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