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対症療法たいしょうりょうほう)とは、表面的な症状の消失あるいは緩和を主目的とする治療法をさす。 症状の原因となる疾患そのものを制御する治療は原因療法といい、対症療法の対となる概念である。

例えば、腫瘍による痛みがある患者に対し、腫瘍を手術薬剤により制御しようとする治療が原因療法である。一方、薬物やレーザーなどで痛みを制御する治療が対症療法である。 他にも、風邪をひいた時の、咽頭痛に対する鎮痛薬、発熱に対する解熱薬、咳に対する鎮咳薬なども対症療法の一例である。

医療技術が進歩した現代においては、疾患を治癒させ健康を取り戻すことのみが医療の目的であると考えられがちである。しかし疾患の進行程度や患者の全身状態によってはそれが叶わないこともあり、適切な対症療法が必要とされる。患者本人の意思により対症療法が選択されることもある。また、風邪のように対症療法のみ行いうる疾患も存在する。

対症療法と原因療法は対となる概念であるが、治療においてはこれらをバランスよく組み合わせて行い、症状を制御しながら原因疾患の治療を進めるのが理想的である。

ホメオパシーの提唱者であるサミュエル・ハンネマンは、病気の反対の効果をもたらす治療を逆症療法(アロパシー)と呼んだ。対症療法という用語が、この逆症療法と同一なものとして用いられることもある。

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