宗教改革(しゅうきょうかいかく)とは、中世末期におけるキリスト教世界における教会体制上の革新運動である。ルターの贖宥状批判がきっかけとなり、以前から指摘されていた教皇位の世俗化、聖職者の堕落などへの信徒の不満と結びついて、プロテスタントの分離へと発展した。
イングランドのウィクリフやベーメンのフスらの聖書主義者やサヴォナローラらが行ったローマ教会の批判が、先駆的運動ともみなされる。一方で人文主義者による聖書研究が進んだために起こった「原始キリスト教精神に帰るルネサンス的運動」として捉える立場もある。
ルターによるルーテル教会、チューリッヒのフルドリッヒ・ツヴィングリやジュネーヴのカルヴァンなど各都市による改革長老教会、ヘンリー8世によって始まったイギリス国教会などが成立した。また、当時はその他に再洗礼派(今日メノー派が現存)など急進派も力を持っていた。
ヘンリー8世ののちメアリー1世はカトリック教会を復活させるが、これは、国教会信徒への弾圧を伴ったため強い反発を招いた。メアリー1世の後を継いだエリザベス1世は対スペイン政策などから再びイングランド国教会を国教とし、イングランドにおける国教会の優位が確立した。
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