失踪者(しっそうしゃ)とは一般に行方不明者・家出人のこと。「踪」の字が当用漢字に含まれない関係から、新聞・雑誌等では「踪」の字を使わず「失跡者」と書かれることが多い。
家出人の持つ自己意志によるという意味合いを避けるため、また一人暮しなどで家という観念が薄れつつあるのも失踪者という言葉が使われる場合が多くなっている要因である。失踪者は自らの意志や犯罪・事故に巻き込まれた(巻き込んだ)という場合に使われるが、事故・事件が特定されている場合は行方不明が多く使われる。また未成年に行方不明、成年に失踪者という使い分けもある。警察などでは事件性が薄い場合児童などを除いて家出人と表現される。
ここ数年、失踪者は増加傾向にあり毎年10万人を超えている。これは届けられた数字だけであり、実際の数はかなり上回っているものと思われる。また、最近では失踪しても携帯電話などで連絡がとれる場合には届け出をしない場合があるという。失踪者を探すと自称する探偵などのビジネスも失踪者の増加とともに拡大しているが、悪徳商法や霊感商法と批判されることも多い。
テレビにおいては失踪者を取り上げる番組がしばしば放送され、これにより後日発見されることもある。しかし、霊能力者を出演させている奇跡の扉 TVのチカラなどは家族を探したいという気持ちを利用しているのではないかと批判されることもある。