国立公園(こくりつこうえん)とは、国が指定し、その保護・管理を行う自然公園である。
日本においては狭義には、自然公園法に基づき、日本を代表する自然の風景地を保護し利用の促進を図る目的で、環境大臣が指定する自然公園のひとつ。国定公園が都道府県に管理を委託されるのに対し、国立公園は国(環境省)自らが管理する。2003年現在、28カ所が指定されている。
世界最初の国立公園は、1872年にアメリカ第18代大統領グラントによって指定されたイエローストーン国立公園である。日本では1931年に国立公園法が施行され、1934年3月に瀬戸内海、雲仙、霧島の3か所が最初の指定を受けた。また戦前の台湾と朝鮮でも国立公園指定の動きがあり、実際、1934年に台湾の大屯山、新高阿里山、次高タロコの3ヵ所が日本の国立公園に設定された経緯がある。
日本の国立公園・国定公園の保護区分は、大きく分けて次の4つがある。
実際に国立公園を観光地としている場合でも、地域内において国立公園地域は細分化されている為、人の立ち入る場所などは人家、宿泊施設の近くであっても区別されている。この為、展望台などが整備され、国立公園地域の景観などを望むことができるが国立公園より若干外れた区域から国立公園内を望んでいることとなる。
国立公園は環境省が整備を進め、環境に配慮したハイキングコースや遊歩道、自然観察などを目的としたビジターセンターなどが整備されている。これらを観光資源とし、公園地区外に宿泊施設などを整備することにより、観光地として整備されている場合が多い。
尚、特別保護地区の中には一部宮内庁や神宮支庁が管理するものがある。これらの多くは神域として管理されているものであり、管理者もしくはそれらから委託された者以外の入山などの立ち入り行為自体が禁止されている。事実上、環境省の特別保護地区同様の規制が加えられている。またその周囲の殆どは環境省によって保護されている。
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