四球(しきゅう、Base on balls)は、野球の試合において投手が打者に対しボールを4球投げ出塁を許すこと。また、それによる出塁のこと。フォアボールとも言う(和製英語)。
歴史
1876年に
メジャーリーグ(
ナショナルリーグ)が発足した際には
九球(ナインボール)、つまり投手が9球ボールを投げないと打者が出塁できないことになっていた。しかし打者が3球ストライクを投げられると
三振でアウトになるのに対し、九球ルールではあまりにも投手有利であるため、
1880年に
八球(エイトボール)に変更されたのを機に試行錯誤した結果、
1889年に四球に落ち着いた。この経緯に関しては以下の通りである。
- 1876年 九球(ナインボール)
- 1880年 八球(エイトボール)
- 1882年 七球(セブンボール)
- 1884年 六球(シックスボール)
- 1886年 七球(セブンボール)
- 1887年 五球(ファイブボール)
- 当時のメジャーリーグでは打者から投手に対して投球の高低が注文できることになっていたが、五球が導入されたこの年からこれが廃止され、投手は自分の意思で投球ができるようになった。
- 1889年 四球(フォアボール)
また1971年3月10日には、当時アリゾナ州で春季キャンプを行っていたロッテオリオンズが、オークランド・アスレチックスと三球(スリーボール)ルールでの練習試合を行っている。これは試合のスピードアップを目的として当時のアスレチックスのオーナーであるチャーリー・フィンリーが発案したルールであったが、試合はロッテ投手陣の与三球が3であったのに対し、アスレチックス投手陣が17与三球。そのため安打数では11-9とロッテが2本しか多くなかったにもかかわらず、12-6という大差がついてしまった(ロッテの勝利)。そのため試合中にブーイングが起こるなど三球ルールは観客からは不評で、また試合時間も3時間5分で、スピードアップとは程遠い結果になってしまった(ちなみに1970年当時の平均試合時間はセ・リーグ2時間34分、パ・リーグ2時間42分である)。
記録上の扱い
打者に四球を与えた投手には与四球1が記録される。また複数の投手によって1人の打者に四球が与えられた場合には、
- 2人の投手によって1人の打者に四球が与えられた場合
- リリーフの時点でボール先行のカウントだった場合→先任の投手に与四球1
- それ以外の状況の場合→リリーフ投手に与四球1
- 3人以上の投手によって1人の打者に四球が与えられた場合
- もっとも多くボールを与えた投手に与四球1
- 全員のボール投球数が同じだった場合には、4球目のボールを投げた投手に与四球1
- ただし、ルール上投手は最低1人の打者の打席が完了しなければ降板できないことになっているので、よほどのことがない限り、こうしたケースはありえず過去に例もない。
満塁時に四球が与えられると3塁走者が生還し1点が入る(押し出し)が、この際には打者に打点1が記録される。
関連項目
野球用語 | Base on balls | 四壞球