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原生動物げんせいどうぶつ)の定義は以下の2種類がある。

原生動物門


かつて、生物を動物植物に分けていた(2界説)頃に使われた分類群の名。運動性がある真核生物はほとんど動物として扱われていたので、単細胞で運動性のあるものを単細胞の動物であるとして原生動物門 (Protozoa) にまとめた。

その下に

を置くのが、比較的伝統的な扱いであった。aの鞭毛虫綱とb根足虫綱をまとめて有鞭肉質虫綱などとしたものもある。dの胞子虫綱は後に細分された。

それらは、五界説のもとでは、いずれも原生生物界に所属させる。
鞭毛虫類には、光合成能のあるものも含まれており、これを植物性鞭毛虫と称していた。従ってそこには、実質的に、ほとんどすべての藻類にまたがるものが含まれていたことになる。同様に、今では繊毛虫類以外の分類群は、いずれも多系統であると考えられている。生物の分類を参照のこと。

各群の内容

もはや存在しない分類群ではあるが、全体を見渡す意味はあると思うので、簡単に記しておく。

  • 鞭毛虫綱:鞭毛を持って運動する真核の単細胞生物ほとんどすべてを含む群であった。そのうちで光合成可能なものを植物性鞭毛虫、そうでないものを動物性鞭毛虫と呼んでいた。
  • 肉質虫綱(根足虫とも):細胞の一部を原形質流動によって動かし、足のように使う運動をするグループである。偽足の形に葉状、糸状、針状、網目状などの違いがあり、それらは細胞内骨格の違いなどに基づく。全くの裸の細胞体であるアメーバのほか、殻を持つ有殻アメーバ有孔虫、針状の骨格を持つ太陽虫放散虫など、様々なものを含み、粘菌をここに所属させたこともある。現在ではこの仲間は鞭毛虫以上に、多系統のものが複雑に入り交じった状態と見られているらしい。
  • 胞子虫綱:細胞内寄生をする単細胞生物で、胞子様の散布体を作る時期がある。現在ではこの中でアピコンプレクサマラリア原虫など)が渦鞭毛藻類、繊毛虫類と近縁であること、微胞子虫類は菌類、多分接合菌門のトリコミセス類から派生したものであるらしいこと、粘液胞子虫に至っては、どうやら多細胞動物が細胞内寄生によって体制を退化させたものらしいことなどが分かり、実に興味深い寄せ集めであったことが判明している。
  • 繊毛虫綱:現在も認められている分類群である。

原生動物界


キャバリエ=スミスによる8界説では、原生生物からクロミスタ界、アーケゾア界をのぞいたものを原生動物界と名付けている。いわゆる原生生物界から、系統的にまとまったものを取りのけた感が強い。生物の分類を参照のこと。

外部リンク


動物 | 原生生物 | Protozo | Protozoen | Protozoa | Protozoo | Urdjur | Protozowaire

 

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