動力分散方式(どうりょくぶんさんほうしき)とは、電車や気動車で組成された列車のような、列車の動力が複数の車両に取付けられている方式のことである。
現在、日本の旅客列車では大部分の夜行列車と、一部の臨時列車(団体向け等)を除いて、ほとんどすべての列車が動力分散方式によっている。他国では、近距離列車は動力分散方式、長距離列車は動力集中方式という棲み分けをする場合が多く、世界的に見ると日本のような運行形態はむしろ珍しい。(他国ではイタリアが日本同様の動力分散方式主体)
日本でも昭和20年代まで、長距離列車は動力集中方式が中心であったが、昭和30年代になってから国鉄151系、153系、小田急SE車、そしてそれらの技術を発展させた新幹線0系といった優れた新性能電車が普及し、この頃に動力分散方式の優位が決定的になった。また2004年には貨物列車に動力分散方式を採用する世界初の貨物電車の試みとしてJR貨物M250系電車が登場している。
しかし、この手法では電動車一両辺りにかかる負荷が大きくなりがちであり、雨天時などの悪条件下で空転が多発するなど、運用面で問題が生じるケースも相次いだ。
その対策として、電動車一両に積む主電動機数を減らして、その分を編成全体の電動車比率を上げる事でカバーする事で、編成全体の重量バランスを平準化させる手法を取る車両も登場している。JR西日本の321系がその思想を本格的に採用した事で知られる。なお、同社所属の単行運用を基本とする125系でも、同様の手法を先行的に導入している。
Triebwagen | Multiple unit | Rame automotrice | Motorvonat | Treinstel | Zespół trakcyjny | Электропоезд | Motorvagn | 動力分散式