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凍傷(とうしょう、frostbite)とは、主に0℃以下の寒冷な環境等によって、皮膚等の末梢組織が凍結することによって生じる傷害。多くは、厳寒下、強風また高冷地で受傷。

症状


末端組織である、趾、足、指、耳、鼻、頬などに生じやすく、診断そのものは、受傷経過、視診により、容易。しかし、その深度や予後を推測することは、熱傷と同様難しく、受傷直後から日数を要する場合がある。受傷後に、深度が進行し、予後が悪くなる場合も。
深度は、表皮のみの障害を1度と呼ぶ。発赤、腫脹、加温後灼熱痛を認める。
真皮までの障害を2度と呼ぶ。水疱形成を認める。
脂肪筋肉に及ぶ懐死を3度と呼ぶ。血清水疱、潰瘍形成、黒色状皮膚を認める。

凍傷の治療


急速融解法

患部が凍結状態にある場合、最初にすべき治療は、40~42℃の湯内に入れて、急速に凍結を解除すること。徐々に温めるより急速に温めたほうが、組織中の氷の結晶が速やかに溶け、血管が拡張して回復を促し、凍結組織の損傷を最小限にくい止めることができる。融解中は、激しい疼痛を伴う。

神経療法

神経をブロックすることで、血管拡張を促し、回復を促進する。「硬膜外ブロック」という方法と「交感神経節ブロック」という方法がある。前者は、疼痛の除去も可能であり、無痛下の急速融解が可能となる。

血液粘稠度低下の改善療法

膠質輸液やヘパリンの静脈内持続投与により、血液粘稠度の低下を改善し、循環の状態を良好にする。

血管拡張療法

血管を拡張させる薬剤の使用により、血管の拡張を促す。

局所療法

患部の挙上と安静により、浮腫の軽減をはかる。水疱は、感染の症状が無い限り、破らず維持する。軟膏等の創処置により、感染防止に努める。壊死部との境界が明瞭になった後は、壊死部の除去を行なう。必要に応じて、植皮皮弁での再建を行なう。

関連項目


外傷 | 病理学

Erfrierung | Frostbite | Frostiĝo | Congelamento | Nušalimas

 

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