冷凍食品(れいとうしょくひん)とは、長期保存を目的に冷凍状態(マイナス18℃以下)で製造・流通・販売されている食品をいう。
いずれも冷凍前に予め調理がしてあり、食べる前に冷凍状態のまま油で揚げたり、電子レンジや湯煎で加熱したりするだけで盛り付けできるようになっているものが多く、また料理の食材として、冷凍状態のまま調理中の料理に加える物もある。中には常温や冷蔵庫で解凍する物もあり、正しく解凍すれば、非冷凍の食材・料理と見分けが付かない事が多い。
商品としては野菜・果物・魚介類などの下ごしらえ済み食材のほか、フライ・うどん・ピラフ・ピザといった調理済みで後は盛り付けるだけの料理など、バリエーションに富む。また近年では電子レンジの普及に伴い、盛り付け済みで専用容器付きの冷凍食品も多数存在しており、これらは忙しい現代人にとっては、欠く事の出来ない食品として重宝されている。
最もこれらを消費しているのはアメリカ合衆国であるが、同国内ではスナックフード・軽食、果てはランチやディナー向けの、様々なニーズに対応した製品も多く、紙箱を冷凍庫から取り出し、電子レンジに入れて指定の時間温めれば、あとは蓋を開くだけでステーキやポテトサラダ、パンにデザートまでが、プラスチック製の付属フォークとナイフで食べられる製品まで存在する。
本格的に冷凍食品が広く普及したのは1960年代(日本では1965年)以降の事で、家庭においてテレビなどの娯楽が増えた事、また食生活が豊かになり、様々な料理が幅広く受け入れられるようになった所に負う部分は大きい。
当初は冷凍技術の問題や、適切な解凍方法が無い事から、一概に歯応えが悪いとか味が落ちると敬遠されてきた冷凍食品だが、1970年代に入って冷凍技術が向上し、また1980年代以降には電子レンジの低価格化に伴う普及により広く受け入れられている。特に1990年代からは、電子レンジでも焼いたような焼き焦げまで付けられる解凍技術も発達した事から、従来はオーブンレンジで解凍しないと美味しくないとされていたピザやグラタンなどの焼き物料理も多様化した。
また外食産業分野においても1970年以降、冷凍冷蔵庫や電子レンジの普及、セントラルキッチン方式のファミリーレストランチェーンの拡大により、家庭用・業務用とも大きな伸びを示すようになった。今日では、喫茶店等で出されるモーニングセットやケーキ(ホットケーキやチーズケーキ、ショートケーキにいたるまで大抵は揃う)の類いもあり、業務用冷凍食品として流通している。
また最近では、予め骨を取り除いた物や高圧調理済みの冷凍焼き魚が病院食や学校給食のメニューに取り入れられるといった動きもあり、従来には無かった食材としての商品も出始めている。
しかし一方で、飽和状態にある市場にあって、2002年に中国よりの輸入食品である中国産のほうれん草などから残留農薬が検出され、同種食品に対する不信感が発生し、微減状態になっている。
Congelació | Tuhnutí | Erstarren | Freezing | Jähmettyminen | Congélation | Stolling | Krzepnięcie | Strjevanje