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共鳴

  1. 物理現象としての共鳴:本稿で詳述する。
  2. 化学における共鳴:量子力学的共鳴を「共鳴」と略称し、これにより化学結合について説明することが多い。共鳴理論に詳しい。

共鳴きょうめい)とは、ある物体の振動エネルギーが他の物体に吸収されて、その物体が振動することを言う。日本語では扱う対象によって共振と言うことがある。

このとき、元の振動エネルギーの振動数と被振動体の固有振動数が近ければ、より大きな共鳴を得ることができる。

楽器にあっては、共鳴によって、発音体の振動エネルギーがより大きな物体(共鳴体、共鳴腔)に伝えられ、効率よく音に変換される。すなわち、発音体が単独の時よりも、より大きな音を得ることができる。そればかりでなく、音色が変えられ、楽器によっては共鳴によって安定した音高を得ることができる。

素粒子に関する加速器による実験では特定の衝突エネルギーのところで、反応の頻度(反応断面積)が急激に大きくなることがある。この際には生成した複数のハドロン中間子が複合した状態を形成していると考えられる。この状態を共鳴状態にあるという。これらの状態は非常に短寿命であり、強い相互作用によってより寿命の長いハドロンや中間子へと崩壊する。

量子力学的共鳴


量子力学においてはある状態がエネルギーの期待値が近い2つ以上の状態の線形結合で近似できるとき、2つ以上の状態が量子力学的共鳴状態にあるという。この考え方はヴェルナー・ハイゼンベルクによってヘリウム原子の状態について提唱され、ライナス・ポーリングにより化学結合全般へと拡張された。

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