信教の自由(しんきょう・の・じゆう)は宗教に関する人権の一。またそれをめぐる社会・政治制度の構築。欧州17世紀における市民革命の多くが宗教的自由の獲得・擁護を背景とする性格をも持っていたため、人権のなかでももっとも重要かつ古典的なものの一つであると考えられることが多い。
具体的には
日本においては明治憲法下で信教の自由は「安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ」(第二十八条)保障されてはいたが、実際には“神道は宗教に非ず”としてこれを英国における英国国教会のように特別な地位を保証し準国教化する動きがあった。この傾向は戦中に激しくなり、体制側にとって特に脅威ともいえない伝統的キリスト教徒を含む国民全体や独自の宗教体系を持つ外地の人々に神社参拝を推進するなど、信教の自由が大幅に制限される状態にあった。敗戦と改憲により日本国憲法ではこれを不可侵の権利として一切の限定なしで国民に対して認めている。
しかし近年ではオウム真理教事件を初めとするカルト宗教による被害や、それに対する行政の対応を及び腰とする批判などから、「信教の自由」という言葉を反社会的な活動をするカルト宗教側が社会的批判から自分達を守るための盾にしているという指摘もなされるようになり、「信教の自由」と社会との調和の問題や宗教を強制されたり、巧妙な手段で宗教に取り込まれないなどの信じない自由という観点からの問題が新たな論議を呼んでいる。
Gedanken-, Gewissens- und Religionsfreiheit | Freedom of religion | Libertad de culto | Uskonnonvapaus | Liberté de religion | חופש דת | Vallásszabadság | Trúfrelsi | Libertà religiosa | Godsdienstvrijheid | Religionsfrihet | Свобода вероисповедания | Freedom of religion | Religionsfrihet | Tự do tôn giáo | 宗教自由