低気圧(ていきあつ、Low pressure)とは、周囲より気圧の低い部分をいう。周囲より気圧が低いと定義されるので、中心気圧が1気圧 (1013 hPa) より高い低気圧も存在する。
温帯低気圧が発達するには、2つの高気圧の温度差が大きい、前線にうまく暖気が入り込む、などの条件が必要である。
日本に影響する低気圧は、中国・東シナ海で発生し、日本列島を西南西から東北東方向に横切り、アリューシャン列島あたりで消滅することが多い。また、熱帯低気圧が北上して前線が生じた上で温帯低気圧に変わることがある(逆に温帯低気圧から熱帯低気圧に変わることはない)。
熱帯低気圧は、(1) 海水面温度が高く (26–27 ℃)、(2) 転向力のある程度大きい北緯(南緯)5–25°の範囲で発生する。
熱帯の大気は通常条件付き不安定な状態にあり、海水面温度が高い海域では蒸発が盛んに行われるため、上昇気流が起きやすい。この上昇部分は気圧が低くなるため、周囲から空気が流れ込み、転向力のために渦状の流れとなり、積雲や積乱雲が発達する。上昇気流により上空の空気の温度が高くなると、このサイクルがますます加速され、低気圧が発達する。
熱帯低気圧の最大風速が 17.2 m/s を超えるまで成長すると、台風となる。台風がさらに発達するためには、海水面が 28 ℃以上の海域を通過することが必要である。
熱帯低気圧(台風など)が中緯度まで北上(北半球の場合)し、熱帯低気圧の東側に温暖前線、西側に寒冷前線が生じた上で温帯低気圧に変わる低気圧もある。
台風は南シナ海、太平洋(東経180度より西)で発生するものをいい、それ以外の地域では、サイクロン、ハリケーンと言う。
一般に寒冷低気圧は地上天気図では明瞭ではなく前線を伴わない小低気圧として描かれるが、高層天気図においては寒気を伴う非常に顕著な渦として描かれる。
寒冷低気圧の通過の際は大気が非常に不安定となるため、積乱雲が発達して激しい雷雨や集中豪雨をもたらすことがある。寒冷低気圧は偏西風の流れから切り離されているため動きが遅く悪天候が数日間続く。このことから「雷三日」という言い習わしがある。
}}
Borrasca | Lavtryk | Tiefdruckgebiet | Low pressure area | Borrasca | Matalapaine | Dépression (météorologie) | Ciklona | Lagedrukgebied | Niż baryczny | Lågtryck | Alçak basınç | 低气压