世界大戦(せかいたいせん)とは、20世紀前半に行われた第一次世界大戦(1914年 - 1918年)と第二次世界大戦(1939年 - 1945年)のことを云う。ともにヨーロッパから始まった戦争が最終的に世界規模の戦いとなった。2つの大戦の間には約20年の空白があるが、第二次世界大戦は第一次世界大戦の延長であると捉えることができる。その混乱は両大戦の主な原因であるドイツが分割されるという状況において東西が直接向き合うことにより次に来る第三次世界大戦を孕む緊張の中で東西ドイツが統一され、東欧諸国が民主化されたことにより沈静化している。また一部では、両大戦が、ドイツを中心に発生したことなどから、17世紀に起きた三十年戦争になぞらえ、第二次三十年戦争とも呼ばれることもある。
2つの世界大戦は共に植民地や国家間の同盟関係など複雑な様相を呈しているが、両者の間には異なった点がいくつか見られる。
第一次世界大戦ではフランスを除くヨーロッパ各国が王室の関係を保っており、過去の戦争を引きずっていたのに対して、第二次世界大戦では列強は独裁者もしくは独裁的な人物による国家指導が各国でなされていたことが挙げられる。
2つの戦争に共通している点として、共に国家総力戦となっていることが挙げられる。ナポレオン戦争の後、再び限定的な戦争が続いたのであるが、第一次世界大戦は開始時の予測を裏切り、国力を出し尽くす総力戦となり膨大な資源と人的被害を生み出した。第二次世界大戦では短期決戦による持久戦回避を想定していたナチス・ドイツの目論見はイギリスとの講和に失敗したことによりはずれ、再び国力の差が問題となる総力戦に持ち込まれることによって膨大な資源が失われることとなった。より兵器が発達していた第二次世界大戦においては戦場の拡大と航空機の発達がもたらした戦略爆撃により、一般人の死傷者を大量に生み出した。人的被害においては、ソヴィエト連邦における青年人口の低下は特筆すべきものがある。このことは独ソ戦という民族の存亡をかけた戦いもさることながら、ソヴィエト連邦が用いた人海戦術も関連している。
第二次世界大戦後の世界はアメリカ、ソヴィエトの2つの超大国が並び立つ時代であり、その直接対決が第三次世界大戦となることが予想されたが、それは互いに核兵器によって武装していたために「最終戦争」を思わせ、双方が回避することとなった。そのことが世界各地における代理戦争を引き起こす原因にもなった。
植民地や海外諸国を巻き込んだ戦争を含めると、18世紀の七年戦争、19世紀のナポレオン戦争が世界大戦に当たると言う説もある。
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