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この項目では都市のローマについて説明しています。
ローマに起こった都市国家については古代ローマ王政ローマ共和政ローマローマ帝国の項目をご覧ください。

ローマ(羅馬、Roma)は、イタリア首都ラツィオ州の州都、ローマ県県都でもある。

概要


イタリア半島中部、テヴェレ川の河畔、海岸よりは10kmほど内陸に位置し、歴史的中心にはパラティーノアヴェンティーノカピトリーノクイリナーレヴィミナーレエスクイリーノチェリオという7つの丘を中心に開けた。

当市に囲まれるようにローマ教皇の居住する独立国バチカン市国があり、全世界のカトリック教徒にとっての中心地で、現在は外国であるが歴史的にはローマ市地域と関わりがある。

2005年現在の人口は約282万人で、イタリアで最も人口が多い都市である。その歴史の深さと美しさから『永遠の都』と称される。

  • 市長:ワルテル・ヴェルトローニ(Walter Veltroni)

紋章


ローマ市の盾形の紋章に書かれている「SPQR」の文字は、ラテン語で "Senatus Populusque Romanus" (「元老院とローマの市民」)の略称で、ローマ帝国時代には、領域内のあらゆる地域で公共物に刻まれた。

今日でも、ローマ市内に残るローマ帝国時代の遺跡や当時の建造物の他、現在のローマ市の盾形の紋章に使用されていることから、ローマ市内を走るバスタクシーマンホールの蓋にも紋章が入れられている。

歴史


ローマ帝国

ローマは古代から栄えた都市で、古くは都市国家ローマから王政ローマを経て、共和政ローマローマ帝国の首都となり、コンスタンティヌス1世第2のローマと呼ばれたコンスタンティノポリスに遷都するまで、世界帝国の中心として君臨し続けた。

395年にローマ帝国が東西に分かれた後は、西ローマ帝国に属したが、西ローマ帝国は首都をラヴェンナに置いためその政治的重要性は大きく低下した。5世紀には西ゴート人ヴァンダル人の掠奪を受けて衰微し、西ローマ帝国も476年に滅亡した。その後は西ローマを滅ぼしたオドアケル、次いで東ゴート王国の支配下に入った。

文化の中心地

6世紀以降は東ゴートを滅ぼした東ローマ帝国ランゴバルド王国などのいくつかのゲルマン人の王国の支配を経てフランク王国カール1世が征服。『シャルルマーニュの寄進状』によれば800年にカールによりローマ教皇に寄進されたとされるが、この文書の史実性は疑われている。中世初期から近世までローマ教皇領の首都として栄え、ルネサンス時代後期には文化の中心となった。

統一イタリアの首都

1871年、イタリア王国にローマ教皇領が併合されイタリアが統一されると、ローマはフィレンツェに代わって統一イタリアの首都となった。1930年代にはファシスト党の独裁者、ベニート・ムッソリーニがローマ郊外にローマ万国博覧会(Espsizione Universale di Rome)のための新都市、EUR(エウル)を建設した。

現在

第二次世界大戦後には、航空機の発達により、日本をはじめとするアジアアメリカなどのヨーロッパ圏外からも多数の観光客が訪れるようになった。現在はヨーロッパを代表する観光都市として親しまれている他、イタリアの政治経済文化の中心地的存在である。

地理


市内の主な見所

バチカン市国内の美術館・聖堂についてはバチカンの項を参照せよ。

交通


市内・郊外

イタリア国鉄(Trenitalia)のローマ駅(ローマ・テルミニ駅)が市の中心駅である。市内の交通はローマ市の運営するバス網が中心である。イタリアの他都市同様、バスの乗車券は乗車前にキオスクなどで購入する。また、地下鉄が2路線(A、B)あり、ローマ・テルミニ駅やヴァチカン、チネチッタなど郊外と市内を結んでいる。他にもタクシーが安価な交通手段として多用されている。

長距離

長距離交通は、テルミニ駅を発着する長距離列車のほか、時速300キロで運行されているユーロスター・イタリア(ES*)などの高速鉄道、航空便や高速道路を使用する長距離バスなどで結ばれている。

なお、日本を含む長距離国際線とEU内国際線、国内線はフィウミチーノにあるレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港を使用し、EU内国際線と国内線は主にチャンピーノ空港(ジョヴァン・バッティスタ・パスティーネ空港)が使われる。フィウミチーノまではテルミニ駅から直通列車「Leonardo Express」が運行され、所要時間は30分ほどである。

日本から

日本からはアリタリア航空日本航空成田空港からレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港へ直行便を飛ばしている他、ミラノをはじめ欧州主要都市経由で行くことができる。

産業


イタリアの首都であることから、政治・経済の中心地であり、イタリアの大企業の本社や外資系企業の支店、国営放送局RAIや大手新聞社などのマスコミの本社、在外公館が集中している。

また、市内に多く残る古代遺跡や美術館などに世界各国から観光客が集まることから、観光業界が重要な産業となっており、特にヴィア・ベネトやスペイン広場周辺には高級ホテルレストラン、ブティックが立ち並び一年中賑わいを見せている。

郊外には独裁者ベニート・ムッソリーニが作った世界的に著名な映画撮影所「チネチッタ」があり、フェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」や「インテルビスタ」など多数の名作が撮影された。イタリアの映画産業のみならずイタリアの近代文化にとっても重要な場所である。

文化


ローマが舞台の映画、小説、音楽

スポーツ

サッカーセリエASSラツィオと、中田英寿が所属していたこともあるASローマの本拠地である。

関連項目


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和文通話表で、「」を送る際に「ローマのロ」という。

イタリアのコムーネ | ラツィオ州のコムーネ | ローマ県のコムーネ | ローマ都市 | ローマ

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