フランスの自動車メーカー、ルノーが32年間に渡って製造した小型大衆車。4はフランス語で『カトル(Quatre)』。キャトルという呼び方も日本で浸透しているが、フランスでは主に、最もポピュラーな仕様「4L」から「カトレール」と呼ばれている。
概要
1961年、当時の
シトロエン・2CVを徹底的に意識して設計、発売された。その当時ルノーはリアエンジンの
4CVが存在していたが、リアエンジンは室内空間が広く出来ても、トランク容量がどうしても小さくなりがちで、車体前部にトランクを配置するのは使い勝手もいいとは言えなかった。フロントエンジン前輪駆動の2CVが当初『缶詰』等と嘲笑されつつも、着実にフランスの路上に繁殖している以上、それを凌駕する車にする事が必須だった。
特徴
- サスペンションは前が縦置きトーションバー、後ろは横置きトーションバーだが、後サスペンションのバー自体を上下に置くと室内空間が侵害される事から、前後に平行に配置し、その結果、左右のホイールベースは僅かにずれを生じた。その代わり、荷室の床を平らに出来、優れた悪路走破性も確保出来た。
- エンジンは4CVのものをそのまま活用し、搭載位置もトランスミッションが先頭で、その直後にエンジンが縦に位置した。またシフトレバーは長いリンクで運転席ダッシュボードに繋がり、操作方法も2CVと似た、レバーを回したり、押し引きする方式だった。
- その上に架装されるボディは、4ドアとテールゲートを組み合わせたものだが、このボディ形式が後のVWゴルフ等の先駆けとなった。
こうして完成したルノー4(当初は排気量750cc。600ccの「ルノー3」も当初存在した)は、2CVのようなカルトファンこそ少なかったものの、経済的実用性の高さが庶民に受け入れられ、ルノーの大衆車市場での足場を固めた。このモデルを基礎として、1972年に5「サンク」が登場し、それ以外にも、商用仕様の「4/F4」や様々な特別仕様車、レジャー用の『ロデオ』シリーズ等を派生し、1993年まで生産され続けた。
ルノー4が活躍する作品
- フジテレビ系列で放送されたドラマ「ビーチボーイズ」にルノー4が登場し、中古車市場では一時期プレミアがついた時期があったという。
関連項目
外部リンク
自動車の車種
Renault R4 | Renault 4 | Renault 4 | Renault 4L | Renault 4 | Renault 4