リーシュマニア原虫 (Leishmania) とは、トリパノソーマ科に属す原生生物で、リーシュマニア症の原因となる細胞内寄生性のリーシュマニア属に属する原虫である。この原虫はサシショウバエを媒介昆虫として広まり、旧世界ではPhlebotomus属、新世界ではLutzomyia属が広く知られている。主要な宿主は哺乳動物であり、ヒトのほかにげっ歯類、イヌなどにおいて感染の報告が多くなされている。WHOの試算によれば、88ヶ国にて1200万人がこの原虫に感染するリスクがあるとされ、感染の結果引き起こされるリーシュマニア症は緊急に対策を要する6つの感染症の1つとされている。
リーシュマニア原虫は二つの形態学的なステージを持っている。媒介昆虫内におけるステージとされる鞭毛を持つプロマスティゴート(Promastigote)と、哺乳動物細胞内における鞭毛を持たないアマスティゴート(Amastigote)である。
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