ラクロス (Lacrosse) は、スポーツ、球技の一種。カナダの国技である。相手陣のゴールにシュートを決めることで得点を競う。 男子と女子ではその他のルールが著しく異なり、また用具も異なる。
男子では、金属製のクロス(先に網のついたスティック)、ヘルメット、ショルダー(肩及び胸部の防具)、エルボー/グローブ(腕部の防具)を用い、相手選手の対するボディーチェックが許されている。トッププレイヤーのシュートは160kmを超えることから、”地上最速の格闘球技”と呼ばれている。
女子では、木製や金属製のクロス、シャツ(形は様々)・巻きスカートがユニフォームとなる(以前はミニスカートとポロシャツが主流だった)。女子ラクロスにおいてはゴーリー以外は防具の類いを使用しない(プレイヤーは全員マウスピース着用を義務づけられている)。
クロスの先についた網(ポケット)の中でボールを揺すり、遠心力を利用して保持するラクロスに特有の動作のことをクレードリングと呼ぶ。
プレーヤーにはアタック、ディフェンス、ミッドフィルダーなどの役割分担があり、ゴールを守る選手はゴーリーと呼ばれる。
競技フィールドは約55m×100m(詳細は後述)、ゴールは180cm四方の正方形。アイスホッケーと同様にゴールの裏もフィールドとして使うことができる。したがって、ゴールの周りには男子2.74m、女子3mの円(クリースと呼ばれる)があり、オフェンスはクリースの中に入ってはいけないというルールがある。
ボールは直径6cm、重さ150gの硬質ゴム製で、このボールをクロスを使って奪い合い、相手方のゴールにシュートするのが目的となる。
世界的な競技人口は約60万人、日本では男女合わせて約18000人とされる。 4年に一度男女それぞれワールドカップが開催される。
これをフランス系の移民が発見しスポーツ化した。 ネイティブ・アメリカンたちが使用していた道具が、僧侶の持つ杖(crosse)に似ていたことから ラクロス(La-Crosse)と呼ぶようになった。
1チームは、アタック3人、ミッドフィールダー3人、ディフェンス3人、ゴーリー1人の10人で、10対10の20人でゲームを行う。そのうちオフェンス時は6人,ディフェンス時はゴーリーを含め7人で守らなければならない。残りのプレーヤーはハーフラインを超えられない(オフサイドルール)。
フィールドの大きさは100.6m×54.8m。
1試合は20分×4クォーター。
ボールがフィールドの外に出た場合は、普段は出したチームの敵方に渡されるが、シュートの場合は、ボールが出たときにボールに一番近かったプレーヤーのチームに渡される。そのため選手たちはシュートをはずした後もボールを激しく追う。これをチェイスと呼ぶ。
選手交代をフライと呼び、フィールド内を全力疾走で駆け回るミッドフィールダーは2-3分おきにフライすることも多い。
選手が扱う道具はポジションによって異なる。AT(アタック)やMF(ミッドフィルダー/ミディ)はショートクロス、DF(ディフェンダー)はロングクロス、G(ゴーリー)はゴーリークロスを使う。オフェンスは動きやすさやクロスの振りの速さを重視してショートを使い、ディフェンスは間合いを作るためにロングを使う。ディフェンス力強化のため,一部のMFがロングを持つことも多い(LMFロングミディと呼ぶ)。
試合中フィールド内ではロングは4人まで持つことができ、それ以上の人数がロングを持ってフィールドに入った場合はファールとなる。従ってオフェンス時にはロングは3人残り、ディフェンス時にはショートの一人と代わってロングミディが一人入り、ロングの数は全体で4人になることが多い。決してロングが3人いなければならないわけではない。
試合中にファールが起きた場合は「エキストラ・マンダウン」が発生する。「エキストラ・マンダウン」とは、ファールによってペナルティを課せられた選手が一時的に退場してゲームが再開されるシステムで、ペナルティを課せられたチームはペナルティが解除されるまでは相手よりも少ない人数でプレーすることになる。ペナルティによって人数が少なくなっている状態を「マンダウン」と言い、相手のペナルティによって数的に有利になっている状態を「エキストラ」という。
ファールは大きく二つに分けられ、テクニカルファール(軽度のファール)とパーソナルファール(重度のファール)で課せられるペナルティタイムが変わる。テクニカルファールは、ルーズボール時もしくは味方がポゼッション(ボールをキープしている状態)している時に犯した場合は相手にポゼッションを譲るのみだが、相手がポゼッションしている時に犯してしまうと30秒のマンダウンとなる。パーソナルファールはいかなる状況であろうと1分~3分のマンダウンとなる(審判の判断によりペナルティタイムが決まる)。テクニカルファールは得点時に解除されるが、パーソナルファールは引き続き試合再開後も継続となる。
また、ファールが起きた場合でもファールを受けた側がボールを落とさない限り、審判はイエローフラッグ(黄色のハンカチ)を投げてファールが生じた事を知らせるのみでプレーを続行させ(これをプレーオンと言う)、ボールが落ちた時に試合を止め「エキストラ・マンダウン」へと移行する。
女子ラクロスではゴーリー以外は防具などはつけず、マウスピースを着用する。(目を保護する金属製のゴーグルを着用する場合もある。)そのため、プレーヤーの体に対するチェックはルール違反となる。
1チームは12人で、12対12の24人でゲームを行う。
フィールドの大きさは横110m×縦60m。
1試合は前半25分後半25分の2セットで、ハーフタイムが10分ある。
上記はあくまでも、日本のルールであって、世界各国それぞれにルールが異なる。 例えば、オーストラリアの全国大会では30分ハーフでおこなわれ、フィールドの人数は10対10である。フィールドの選手もヘルメット着用を認められている。
1986年に慶應義塾大学の男子学生が日本で最初にラクロスチームを結成した。
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