- A. firma モミ
- A. homolepis ウラジロモミ
- A. veitchii シラビソ
- A. mariesii オオシラビソ
- A. sachalinensis トドマツ
- A. balsamea バルサムモミ
- A. lasiocarpa ミヤマバルサムモミ
- A. sibirica シベリアモミ
- A. nephrolepis トウシラベ
- A. alba ヨーロッパモミ・ギンモミ
- A. kawakamii ニイタカトドマツ
- A. amabilis アマビリスモミ
Abies firma.JPG | モミ.JPG
モミ(樅)は球果植物門マツ科モミ属の常緑高木。北半球の寒冷地から温帯にかけて、約40種が分布する。クリスマスツリーで有名。(ただし、もともとはクリスマスツリーはドイツトウヒが使われていた)
トウヒ属と非常に似るが、樹皮は白っぽく(樹種や樹齢により茶色っぽい樹皮のものもある)横に線が入る、葉は細くて固い針状で先端は2つに分かれる、球果は枝先に上を向いて立つ、熟すると鱗片が剥がれ種子を散布するので球果の形で地上に落ちることはなく枯れ枝の先に球果の芯が突き出した針のような形で残る、といった点でトウヒ属と区別できる。
日本分布するのは、以下の5種類で、トドマツ以外は日本の特産種。
モミ Abies firma
日本のモミ属中もっとも温暖地に分布し、その北端は
秋田県、南端は
屋久島に達する。日本のモミ属中ではもっとも葉が大きくて硬い。
ツガとともに照葉樹林帯で広葉樹に混じって生育するが、照葉樹林帯と落葉広葉樹林帯の中間地帯には、往々にして高木にモミとツガが優占する森林が成立することがあり、これを中間温帯林と称する場合もある。
葉は細くて固い針状で、先端は鋭く尖るが、老木では先の丸まった葉をつける。球果は大柄である。
ウラジロモミ Abies homolepis
モミよりも寒冷な気候を好み、
福島県から
四国までの温帯北部(落葉広葉樹林帯)から
亜高山帯下部に分布する。葉の裏側が白いためこの名が付いている。
シラビソ Abies veitchii
福島県の蔵王から四国の剣山・石鎚山まで分布する。ウラジロモミより更に上部、海抜1500mから2500mの亜高山帯に分布する。四国に分布するものは、シコクシラベ
Abies veitchii var.
sikokianaという変種として扱われることもある。
オオシラビソ Abies mariesii
別名をアオモリトドマツと言い、
白山から
青森県までの亜高山帯に分布する。シラビソに近い気候を好むため、本州中部の山岳地帯では、通常両者は混生しているが、比較すると太平洋側の比較的雪の少ない山岳にはシラビソが、日本海側の多雪地の山岳ではオオシラビソが優勢である。枝からの葉ののび方がシラビソ及び他のモミ属樹種と違い、上から見ると枝が葉に隠されて見えない。
トドマツ Abies sachalinensis
トドマツは、
北海道と
千島南部、
南樺太の針広混交林から亜寒帯林にかけて分布する。シラビソにごく近縁とされる。アカトドマツ・アオトドマツ・エゾシラビソの3つの品種に細分されることもある。
外国のモミ属の主要樹種
モミ属はシベリア・カナダ・アラスカの亜寒帯から南は北アフリカ・中近東・ヒマラヤ・ビルマ・メキシコ・グァテマラの山岳地帯までの広い範囲に分布する。日本以外の主要な樹種は以下のとおり
- Abies balsamea バルサムモミ 北米カナダ~米国東北部
- Abies lasiocarpa ミヤマバルサムモミ ロッキー山脈亜高山帯
- Abies sibirica シベリアモミ 西シベリア
- Abies nephrolepis トウシラベ 中国東北・朝鮮・ウスリー
- Abies alba ヨーロッパモミ・ギンモミ アルプス・ピレネーなどヨーロッパの山岳地帯。スカンジナビアの針葉樹林にはモミ属は分布しない
- Abies kawakamii ニイタカトドマツ 台湾の高山に分布
- Abies amabilis アマビリスモミ 北米太平洋岸の山地 日本のオオシラビソにきわめて近縁とされる
関連項目
木 | 裸子植物
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