ミミズ(蚯蚓)は、環形動物門 貧毛綱に属する動物の総称。目が無く、手足も無く、紐状の動物。名称は”目見ず”から来たとも言われる。
一般的なミミズの体の特徴は、細長く、たくさんの体節に分かれている事である。体表をよく見ると、体節ごとに短いながらも頑丈な剛毛が生えているのが分かる。この剛毛がスパイクとして機能する事でミミズは体のぜん動運動を前方への移動へと結びつけることができる。淡水性の微小なミズミミズやオヨギミミズでは、体のサイズと比べて相対的にかなり長い剛毛を持つ。
成熟したミミズは、体の前の方にいくつかの体節にまたがった肥大した帯状部分を持つ。これを環帯と呼んでいる。多くの大型ミミズ類では、環帯より前方の腹面に雄性生殖孔が、環帯の腹面に雌性生殖孔がある。生殖時期になると雌雄同体の成体が体を逆方向に向けて環帯部分の腹面を接着することにより交接をおこない、精子を交換する。交接後、ミミズは環体の表面に筒状の卵包を分泌し、これと体の隙間に複数の受精卵を産卵して栄養物質を分泌する。産卵と分泌が完了すると首輪を脱ぐように卵包を頭部の方向に送りだし、頭部から離脱すると筒状の卵包の前端と後端が収縮して受精卵と栄養物質を密閉する。
ミミズの体内は、体節ごとに隔壁によって仕切られている。このような、細かい部屋に仕切られた構造は、壁が柔らかの材料で出来ていても、そこに体腔液の水圧をかけることでずいぶん頑丈なものになる。ミミズには骨もないのに、土を掘れるのはそのためで、このようなものを静水力学的骨格と呼ぶ。
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは、晩年ミミズの研究もおこなっており、ミミズの土壌形成に果たす役割を最初に指摘したのもかれであった。最近では、このエピソードを紹介する子供のための絵本も出版された。
ただし、ツリミミズ科のサクラミミズAllobophora japonica Michaelsenのように糞として排せつした土塊がイネの苗を覆って機械による稲刈りに支障を与えたり、ゴルフ場の芝生を汚損することから害虫として扱われるものもある。
他に、ミミズは優秀な釣り餌(キジと呼ばれている)であり、疑似餌にもミミズを模したものがある。イトミミズは鑑賞魚等の餌としても用いられる。
Thomas Rockwell, How to Eat Fried Worms(1973) は、現代アメリカ児童文学の古典とも言える作品である。邦訳は、トマス・ロックウェル(阿部里美訳)『ミミズ・フライの食べ方』(早川書房、2003年10月。ISBN 4-15-250013-1 )
アメリカ最大のプロレス団体WWEのスーパースターブギーマンはミミズを食べるギミックで活躍している
また、有名な都市伝説に「ハンバーガーの肉には実はミミズが使われている」というものがある。今日では食用ミミズは高価であり、もちろん使用はされていない。
Regnorm | Regenwürmer | Earthworm | Tervermo | Lumbricidae | Ver de terre | תולעי אדמה | Regenwormen | Dżdżownica | Minhoca | Daggmask | 蚯蚓