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ミス・サイゴンは、イギリスアメリカ日本他で公演されているミュージカル。原題は『Miss Saigon』。

作詞家のアラン・ブーブリルが入手したベトナム人少女が元GIの父親が待つアメリカへ出発しようとしている写真からアイデアを受けて創作された。ジャコモ・プッチーニ作イタリア・オペラ『蝶々夫人』とフランス戯曲マダム・クリサスマムをストーリーのベースにしている。

ベトナム戦争末期のサイゴンの売春バーで働くベトナム人少女キムとアメリカ大使館で軍属運転手を務めるクリスの悲恋が描かれている。

レ・ミゼラブルを製作したシェーンベルグとブーブリルのコンビの超大作として、ロンドンでは開幕前から話題が沸騰し、1989年ウエスト・エンドドルリーリーン劇場で開幕した。主演のキム役はレア・サロンガモニク・ウィルソンのフィリピン人女優が起用された。後に、森尚子が日本人女優初のウエストエンド主演を果たしている。

アメリカではブロードウェイブロードウエイ劇場において初演され、2000年まで9年間のロングランされた。

オリジナル・ロンドン・キャスト及びオリジナル・ブロードウェイ・キャストにおいて、狂言回しのエンジニア役にはJonathan Pryceが配され好演しているが、アジア系俳優を配しなかったためかフランス系の私生児という設定となっている。その他、アジア系民族に対する偏見が強いとして、ニューヨーク公演時にアジア系俳優を中心とした俳優組合からボイコット寸前にまでなった経緯がある。

日本での公演


日本では東宝が製作権を入手し、1992年4月に帝国劇場で開幕した。

コンピューター制御での大掛かりな舞台セットで、劇中に実物大のヘリコプターが登場するなど話題を呼んだ。

キム役には、当時アイドルであった本田美奈子が当てられ、好演し話題を呼んだ。配役発表当時、エンジニア役はダブルキャスト市村正親治田敦が配されていたが、演出上の関係もあって、結局、治田は1回もエンジニア役を演じることはなかった。開幕8ヶ月後に笹野高史が同役に追加されている。504日間、745ステージ、観客数111万人という当時では空前の記録を残し1993年9月に閉幕した。

2004年に12年ぶりに同劇場にて再演された。キム役には松たか子知念里奈新妻聖子笹本玲奈、エンジニア役は引き続き市村正親のほか、筧利夫橋本さとし別所哲也らが演じていた。

ミュージカル

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