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プレイバイメール(play by mail 略称 PBM)とは元々、ボードゲームなど複数のプレイヤーが一堂に集まる必要のあるゲームを、しかし同じ日に長時間集まることのできないメンバー同士の間でプレイできるように、と欧米のゲームファンの間で工夫され広まった遊び方のことである。

すなわち、対象となるゲームについて「自分は自分の手番でどんな行動をとるか」を宣言する手紙をプレイヤーの間でやりとりし、その結果も手紙で相互に伝える、と言う手段を採ることで、遠隔地にいても同じゲーム展開を共有することができる。

この方法はもちろん、集まることの代わりの苦心の策として編み出されたものであり、代わりの手段が登場すれば不要のものではあったが、シミュレーションゲームRPGなど、遊ぶゲームによっては長くプレイの手段として用いられた。

日本においても、「メールゲーム」「メールRPG」として知られる多人数同時参加型ゲームにおいて、行動宣言と結果通知の手段として郵便が使われ、これらのゲームの総称として「プレイバイメール」(略してPBM)という言葉が使われることもある。

現在では、上記タイプのゲームを同様に遊ぶ場合の多くは、電子メールWWW・各種専用クライアントなど、インターネットのリソースを手段として使うように様変わりしている。(→オンラインゲーム)

それらのうち、プレイヤーと主催者の間で行動宣言をやりとりする昔ながらのタイプのものを、プレイバイメール時代にならって「プレイバイeメール」「プレイバイウェブ」(各々PBeM,PBW)などと呼ぶ言い方もある。

運営会社


以下には、多人数同時参加型ゲームとしてのプレイバイメールを事業展開した日本国内の関連企業を挙げる。

これらのゲームは一般に「(会員制)メールゲーム」「ネットワークゲーム」等と呼ばれるが、ネットワークと言ってもインターネット等の通信ネットワークを使うとは限らず、原義に近い意味合いを有する。 なお、この分野の草分け的ゲーム「ネットゲーム'88」から、黎明期には「ネットゲーム」と言う呼称も用いられていた。

1990年代前半は遊演体やホビー・データらが毎年新しい作品を競って展開していたが、昨今はオンラインゲームに圧されるようになって久しい。電子メールやウェブサイトなどを利用したプレイバイウェブ型のものも増えつつあるが、サーバでの自動処理を使ったものなどオンラインゲームとの切り分けは曖昧である。

  • 遊演体
1988年の「ネットゲーム'88」や1990年「蓬莱学園の冒険!!」により、日本の大規模商業PBMの草分け的存在となる。小説漫画、関連ジャンルの雑誌(RPGマガジン)における読者参加企画、テーブルトークRPG、などにコンテンツを多彩に展開した。
後の2001年-2004年にはiモード向け「蓬莱学園の冒険!!」も展開した。

  • ホビー・データ
「ネットワークRPG」と銘打ち、「クレギオン」など様々な作品を年替わりで展開した。
機械処理などによるPBMの金字塔を築こうとするが、様々な範囲に手を広めすぎ、また無理がたたったためか、経営能力の異常低下により2003年10月に閉業。多くの問題を残しながら事実上の倒産にいたった。社長はその年に労働基準法に違法したため書類送検されている。
  • 代表作
    「クレギオン」シリーズ
    「アラベスク」シリーズ

  • P.A.S.
現在郵便を媒体に運営している数少ない商業PBM企業。
他社に比べて、女性向けライトファンタジーものの比率が高いのが特徴。
  • 代表作
    「プロムナード」シリーズ
    「クロニクル」シリーズ

  • スタジオ・ビッグアイランド
郵便を媒体に運営していた商業PBM企業。
運営開始当初からいろいろな不備を指摘されていたが改善されず、運営責任者が逃げる事態にまで発展。
なお、運営していたゲームは残った人達で最後まで完遂され、2005年7月までに終了した。
  • 代表作
    「魔導大戦」

  • M2
さまざまな方面とのタイアップPBMを運営することで有名な企業。
  • 代表作
    「真女神転生~光と闇の鎮魂歌~」
    「ロマンスは剣の輝きⅡ」

  • エルスウェア
1998年にPBM事業から事実上撤退した遊演体の元マスターが多数参入する形で、翌1999年に設立。遊演体ネットゲームの流れを汲むスタイルのPBMを多数運営する他、小説雑誌における読者参加企画、テーブルトークRPGの開発、コンシューマーゲームのシナリオ執筆など、多彩な事業を展開している。
  • 代表作
    「狗狼伝承~放課後の旅人たち~」

関連事項


ゲーム

Postspiel | Play-by-mail game | Jeu par courriel | PBEM

 

This article is licensed under the GNU Free Documentation License. It uses material from the "プレイバイメール".

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