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ブルジョワジー(仏:Bourgeoisie)とは市民革命における革命の推進主体となった都市における裕福な商工業者の事。短くブルジョワとも。後に共産主義思想の下で産業資本家を指す言葉に転化し、共産主義者の下では一種の蔑称としても用いられた。

中世のブルジョワジー


古代から中世にかけての経済的な低迷が終わると中世都市に商工業を生業とするものが集まり始めた。フランス語ではこうした都市の商工業者をさして「ブルジョワジー」と呼んだ。これがブルジョワジーのもともとの意味である。原語はドイツ語ブルク(Burg,城塞、城)から来る。

近世のブルジョワジー


近世になると大航海時代の幕開けにより港湾都市では交易によって富を蓄積する者が現れ始めた。又絶対主義の時代には中央集権化により特に首都が経済的も中心となりここにも富を蓄積するものが現れ始めた。又近世における「重商政策」は彼らの成長を積極的に後押しした。彼らが市民革命前夜における「ブルジョワジー」である。当時の権力主体であった貴族階級、聖職者と都市の労働者、民衆、農民との間に位置付けられる、都市の裕福な商人を指してブルジョワジーというようになった。

ここでブルジョワジーと呼ばれた人々は、市民革命の主体となり、それまでの貴族や聖職者が主体であった体制を革命によって転覆させた。そのため市民革命をさして「ブルジョワ革命」とも言う。この場合の「市民」とは「ブルジョワジー」のことで現在の「市民」と言う概念とは異なっている。現在の「市民」と言う概念に近い言葉としてシトワイヤン(Citoyan)があった。

産業革命以降のブルジョワジー


市民革命によって政治的な参加権を得たブルジョワジーの中には同時に進行していた産業革命と結びついて「産業資本家」になる者が現れた。これによってブルジョワジーは 19世紀中頃から資産階級を指す言葉として転化した。とくに共産主義の立場に立つものはこの傾向が強く、共産主義国家の中国ではブルジョワジーを「資産階級」と訳している。彼ら共産主義者から見た場合、打倒するべき対象となり、「ブルジョワジー」、「ブルジョワ」、「ブルジョワ階級」と言う言葉そのものが彼らにとっては蔑称となり、物理的に排除すべき対象となった。

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